青感染 5 (ページ2)

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気持ち早く仕事が終わったこともあり、翔太と家に帰ってから溜まってた録画を消化することにした

晩御飯を食べ終え、お皿はとりあえず流しに突っ込んで水をつけておくことにした

2人並んでソファに座り、1番組ずつ観ていく

さすがに一つ1時間程度の番組を何本も観てたらだいぶ良い時間になってきたけど、明日も休みだしそのまま続行して観ていく

『…寒いな』

「えっ？寒い？」

『ん？あぁいや、ちょっとだけな』

「まぁ確かに寒いかもな…ちょっと待ってて」

『えっ、あっ…』

行ってしまった、確かに寒いけど隣に座る翔太から微かに伝わる熱でちょうど良かったところもあったんだけどな…

しばらくして翔太が大きめの布団を持ってやってきた

「よいしょ…ほい」

『あぁ、悪い』

翔太は持ってきた布団を俺に掛けてくれて、その後自分にも掛かるように座る位置を調節してきた

そのおかげでさっきよりも距離が近くなった

「…どう？」

『えっ？』

「暖かい？」

…そんな普通のことでも翔太が言うだけでなんだか特別に感じれてしまう俺は、相当翔太に嵌っているのかもしれない

『…暖かいに決まってるじゃん』

「ふふっ」

布団の暖かさとに翔太の体温が加わることでなおさら暖かくなって、だいぶちょうどいい温度感が布団の中を満たしていく

「ん〜…暖かくて寝そう」

『言うと思った笑、いいよ？寝ても』

「じゃあ遠慮なく」

そういうと翔太は俺の腕に抱きつき、肩に頭を乗っけるような体制に入った

…おい、これ以上俺の体温を上げるんじゃねぇ

チラッと横目で翔太の姿を確認する

まだ完全にではないと思うけど、目を瞑って眠る様子は相変わらず子供っぽさを残してて

まだまだ録画してたのを観てたかった気もするが、翔太の睡眠を邪魔するわけにもいかないからとテレビを消し、凭れてる翔太に凭れ返すように体制を変え俺も少しだけ眠ることにした

…まぁこの後しっかり朝まで寝て体が痛くなったのは別の話

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