17 ページ17
.
…となるといくら何でも似合いすぎでは?確かに今までにも番組とかいろんな所で女装する事はあったけど、今回はマジでレベル高すぎやしないか?
っておいおい、こんな所でダメージ受けてどうするんだ俺、誰かが起きてくる前に早く半兵衛の家に戻ろう
目「さて…本日はどうしましょうか」
照「そうですね…とりあえずあの人が俺が探してた人に間違いなかったという事はアイツとはいつでも合流はできるので、少しでも早く元の時代に戻れる方法を探していきたいところですね」
目「確かに、そろそろ本題に入っていかないといけないところですね…ちなみに、ここにはどのようにして来られたんですか?」
照「それが…先にこっちに来てたのであろうアイツを探していたら、階段のところで誰かに背中を押されて転がり落ちた…はずなんですけど、気がついたらこの時代に来ていて、なんか周りは木に囲まれてましたね」
目「なるほど、そこに何かめぼしい物とかって無かったですか?」
照「そうですね、特にこれといって無かったと思うんですけど」
目「うーん…改めて探してみるというのはありだと思いますね」
照「なるほど」
目「ではこの後早速その場所に行ってみましょう、何となくどの辺りだったか覚えていますか?」
照「大丈夫だと思います」
目「良かったです」
…にしてもホント目黒、改め半兵衛めちゃくちゃ頼りになる
なんとしてでも帰り方を見つけて翔太と一緒に元の時代に帰らないと、今頃大迷惑かけてるんだろうなぁ…
やっぱあの時むやみに翔太を責めなきゃ良かったな、って今更悔やんでも意味ないけど
昼頃に半兵衛と一緒に例の俺がここにやって来た一番最初の場所に来たわけだけど…特にこれといって何も収穫は無かった
…まず俺と翔太は全く同じ場所に辿り着いたのだろうか、そこからまず考えるべきではないかと思った
二人ともここからこの江戸の町に入ったのなら絶対ここには何かあるに違いない
でも俺が来た場所に何も無いって事は?…そういう事なんじゃないだろうか
となると翔太にも確認する必要があるって事か
.
102人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:莎々 | 作成日時:2023年3月27日 21時