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照「お疲れ様です」
「おっ、ホントに午前中で済ませたのか」
照「はい、やらないといけない事沢山あるんで」
「まぁ無理しないようにな」
照「はいっ」
早速俺は事件について調べ始めた
だがここは残念ながら管轄外だった為、たいした資料は無い
照「江戸川の方って誰がいたっけなぁ……
あっ、あいつ居んじゃん」
とりあえずで持ってきたここにあった数少ないこの事件の資料と、ネットとかで調べた当時の新聞記事とかそういうのをまとめた物を持ち人気の少ない場所に来た
そしてある人に電話をかける
照「……あっ、もしもし、ふっか？」
深「…何いきなり、どうしたの」
電話相手の名は、深澤辰哉
俺と比べると歳は一つ上だが、警察学校に入ったタイミングは俺と同じだったため、ほとんどタメ口で話す仲
一年遅く入った理由は別に何かしちゃったわけではなく、元から警察官になる夢はあったらしいけど普通に就職する道を選んだ、というか選ばされたらしい
だけどやっぱり夢を捨てきれず、あっという間にその仕事を辞め警察学校にやってきたのだ
ただ話を聞く限り辞めたというか、内定辞退に近い気もするけど
照「実はさ、俺ある事件について調べたくてさ」
深「なんで急に」
照「まぁ…いろいろあって」
深「はぁ…で？それがここの管轄って事？」
照「さすがふっか、話が早い」
深「ちょっと待てよ…俺今偶然にも資料室の前通ったんだよ」
照「マジかよおまえ(笑)」
深「…ほい、で、どういう事件？」
照「9年前の、江戸川区一家心中事件」
深「…は？9年前！？なんでそんな昔の調べるの」
照「だから、訳ありなんだよっ」
深「えーっと？9年前…2011年…あ、あったあった！」
照「出来たらなんだけどさ、ふっかの都合の良い時で良いんだ、そっち行っていいかな？」
深「えっ……良いけど、お前ホントにこれ調べるの？」
照「おう、もちろん。なんで？」
深「この事件の担当刑事、今ほぼトップに君臨しているような方が担当した事件だぞ？」
照「…だったらなんだよ」
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作者名：莎々 | 作成日時：2020年9月25日 1時
