つながり　　−地震のおかげ−

☠謝った☠ ページ5

水奈が、ある日こういった。

水奈「謝らない?」

私は、副リーダー的存在だったから別に

「いいよ」

と言った。

給食の時間。

A「あのさ…ゴメン」

白堊「ううん、いいよ」

白堊が少し微笑んだような気がしたのは私の気のせいだろうか。

水奈も謝った。

先生にも言った。

「もぅ仲直りしたのでもぅいいです」

でも、その先生はウザったかった。

先生「なんで仲直りしたかを話したいので日本語教室に来てください」

そういった。

謝ることに理由なんてない。

なんで仲直りしたか?

自分でも分かんないし。

私は必至で考えた。

そして、思い出した。

誰かが「白堊達がA達の事悪く言ってたよ?つぅか悪口」

と言っていたのを。

だから、私はこういった。

「白堊さんたちが私たちの悪口を言ってないことが分かったから」

水奈は

「水奈もそうです」

と言った。

先生は

「まだ、水奈さんには聞いていません」

そういった。

水奈は怒って出ていこうとした。

でも、先生がとめた。

あの先生は人の主張を聞かないから、空回りしてしまうのだ。

私は付け足した。

「でも、またケンカしてしまうこともあると思うので二日くらい距離を置こうと思います」

先生は

「そうですね。距離を置くことは大切かもしれません」

と言った。

距離を置いているときはまだ、白堊の事が好きではなかったけど、距離を縮めて言ったら好きになった。

そして、たまたま席が近くなった。

そこで心友になっていった。

クリスマスには三人でプリクラをとりにいったし。

ここまで仲良くなれたのもこのケンカのおかげかもしれない。

白堊は泣いた。

そう聞いた。

向こうはすべて私たちのせいだと思っているかもしれない。

お互い悪いと、私は思う。

画びょうを持ち出してしまったことも間違いだけれど、｛死ね｝と書いたことも悪いから。

☠大縄☠→←☠ケンカ☠

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