*第5話*優しい救世主 ページ6
「Aちゃーん」
その声で、私の頭の中の羊は皆小屋へと帰っていった。
「あと10分もあるよー。
なんかしゃべろーよ!」
『zzz…眠いもん…(もう覚めちゃったけど!)』
「だーいじょーぶだって!
俺としゃべってたら覚めるよ」
私がちょっと口ごもっていると。
「Aちゃん!
もうさ、Aって呼んでいーいっ?」
『はっ!?』
私は思わず顔を上げた。
『な、な、何で呼び捨てっ?』
「何でと言われてもー。
ちゃん付けだとよそよそしいじゃん。それn」
「手越さ、バカなの?」
『!』
急に前方から声がして、慌てて確認すると。
「あ、俺、増田貴久。」
そこには、またまたイケメンな男の子。
手越くんと違って、ちょっとクールな感じ。
増田くんはニコって私に笑いかけてくれた。
「俺の幼馴染ー!」
手越くんはそう言う。
『幼馴染……か。ってあ私、桜井Aです。』
「桜井さんね。よろしくっ」
『はい!』
そんな増田くんは手越くんをちらりと見て、
「手越はね、はじめましての女の子にもめっちゃ話しかけるタイプなの。」
「ちょ、まっすー?」
まっすーって言ってるんだ…
「それで去年もさんざんだったよマジで」
「そーだっけ?」
本人は自覚なしってか(笑)
「女子にうざがられちゃって(笑)
はは、何せついたあだ名がうわk」
「そーれはやめろーっ!」
「でもこいつ、諦めねーの。
マジでメンモン!」
増田くんはそういってケラケラ笑った。
「ま、もう遅いよ、手越。桜井さんにきらわれちゃってるから。すーでーに」
『…………』
「桜井さん、頑張ってね」
ここまで聞かされて頑張ってって…
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ラッキーガール(プロフ) - きぃてごさん» ありがとうございます!! (2018年4月16日 20時) (レス) id: cad5106df9 (このIDを非表示/違反報告)
きぃてご(プロフ) - ラッキーガールさん» コメントありがとうございます!毎日更新頑張ります(^_^)/ (2018年4月16日 19時) (レス) id: 1b3933b67a (このIDを非表示/違反報告)
ラッキーガール(プロフ) - この作品大好きです!毎日更新して頂けませんか?w (2018年4月16日 19時) (レス) id: cad5106df9 (このIDを非表示/違反報告)
きぃてご(プロフ) - 綾華さん» ありがとうございます!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2018年4月6日 8時) (レス) id: 1b3933b67a (このIDを非表示/違反報告)
綾華(プロフ) - 検定ついでに覗きに来ました〜綾華です(笑) 面白いので頑張ってください(^^)☆ (2018年4月6日 0時) (レス) id: 1f2a7091f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きぃてご | 作成日時:2018年4月4日 14時