*第31話*学級新聞地獄 ページ32
−1ヶ月後−
私は雨がじとじと降り続ける6月になっても、ひそかにリサーチを続けていた。
そんなある日の放課後。
−おーい広報委員ーっ!前に集まれ!−
教室に響いた先生の一言。
私は増田くんとペラペラしゃべっていた手越くんを捕獲して、先生のもとへ行った。
−広報委員、クラスの掲示物を後ろに貼っておくこと。あと17時から臨時委員会があるから忘れずにな!−
『「ハイ」』
うーわめんどくさ…
でも仕方ない。
『手越くんさ、私より背高いから掲示物貼ってもらえるかな。私委員会行くし。』
「全然いいよ。ウェルカムウェルカム。」
『じゃーよろしくね』
背が高いを理由にして掲示物はすべて任せて、私は楽な委員会。
だって画びょう痛いじゃん…
それに私、背ちっちゃいし!
ちゃんとやってくれるのかな…
勝手にサッカーとか行かないよね。
なーんて呑気に行った委員会だけど。
その帰り道。
私の心は沼のどん底にあった。
『何が…何が学級新聞をかけだよばぁかぁ…』
委員会で話を聞けば、今月の目標が学級新聞を作ろう、らしい。
クラスでインタビューとかして、ランキングとか作って…
そうだよ?
あいつとじゃなきゃ私はルンルンだったよ。
あー大変そーだなー…
気がつけば、私はもう教室の前に到着していた。
手越くん、仕事してるかな!
私はこっそり窓から教室のなかをうかがった。
ん。
やってる。
山のようにあった掲示物はもう半分以上貼り終えられていて、手越くんは黙々と作業を続けていた。
意外と真面目なとこあるんだな。
残りの掲示物も減っていく減っていく…
ボーッと手越くんの作業を見ていたら、あっという間に掲示物の山は無くなった。
登っていた椅子から降りて、片付けようと振り向いた手越くんとバッチリ目が合った。
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ラッキーガール(プロフ) - きぃてごさん» ありがとうございます!! (2018年4月16日 20時) (レス) id: cad5106df9 (このIDを非表示/違反報告)
きぃてご(プロフ) - ラッキーガールさん» コメントありがとうございます!毎日更新頑張ります(^_^)/ (2018年4月16日 19時) (レス) id: 1b3933b67a (このIDを非表示/違反報告)
ラッキーガール(プロフ) - この作品大好きです!毎日更新して頂けませんか?w (2018年4月16日 19時) (レス) id: cad5106df9 (このIDを非表示/違反報告)
きぃてご(プロフ) - 綾華さん» ありがとうございます!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2018年4月6日 8時) (レス) id: 1b3933b67a (このIDを非表示/違反報告)
綾華(プロフ) - 検定ついでに覗きに来ました〜綾華です(笑) 面白いので頑張ってください(^^)☆ (2018年4月6日 0時) (レス) id: 1f2a7091f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きぃてご | 作成日時:2018年4月4日 14時