恋のカタチ#１

＊第16話＊ポジティブ マインド ページ17

−昼休み−





「A、何にも言えない…ドンマイ。」








あおいは苦笑いをしながらそういった。








でも、当の私はというと。








『うーん、そうなんだけど。
でも何かねー、どうでもよくなった(笑)』


「は？」


『ポジティブに考えてみたの。
あいつね、女好きヤローなの。』


「う、うん…？」


『だから、まあ私はそのターゲットにされてる わけだから、あと何週間かすれば他の女子にうつるってわけ。』


「じゃあ、もう何も考えないようにしようって？」


『そのとーり！』


「何かポジティブになったね… まあいいや。
じゃあもう虫入りおにぎりは必要ないねー
よかったよかった(笑)」







あおいはそういってお弁当を頬張る。





『ほんっと食べるの好きだよね、あおいは』


「ありがとーございます」


『どーいう意味のお礼なの(笑)』





「…これでも私、Aのこと気になってたんだからね。」


『私のこと？』


「そう。まー、元気になってよかった」


『ありがとあおい。やっぱり愛してr』


「どーもどーも。それ以上はやめてねー」


『はい…』







私はあおいを抱きしめようとしていた手を離した。









えへへ。






何か楽しくなってきたなーっ！






今スタートしました、








私のファイナルハイスクールライフ！

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