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拾漆 ページ22

「百合、あと少しだから。だから、絶対に死なないでよ」

「…………」



百合は何も言わない。

瀕死の状態だ。

私も、もうほとんど助からないと気づいている。

でも、ほんの少しでも可能性があるのなら、早く医者の所に行くんだ。

絶対に死なせない。

でも、やはり七日間の疲れと百合を背負いながら歩き続けた疲れがでてくる。

正直足がもげそうだ。

でも、進まなければ百合が死ぬ。

もっと早く進まなければ危ない。

辺りが暗くなってきた。

鬼が出る。

こんな状態で鬼に出会ったら確実に私までも死ぬ。

その時だった、



「あぁ?なんだ、美味そうな餓鬼どもじゃねぇか」

「鬼……!」



最悪の状況ができてしまった。

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名無し5472号(プロフ) - 神や! そして宇隨さんお誕生日おめでとう!! (2019年10月31日 6時) (レス) id: 4ba81fc84d (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年10月29日 2時

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