【HQ】好きだよ。【赤葦京治】 (ページ38)

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Aside

京治今日もう仕事終わりそうで、夜にはそっち行けそうなんだけどいい?

Aそうなんだ!嬉しいな、ありがとう。

Aけど今からちょっと飲み会入っちゃってて、家で待っててくれる?せっかく来てくれるのにごめんね。はやめに帰させてもらう!

京治飲み会のことは気にしないで。俺のほうこそいきなりだから。じゃあお邪魔させてもらうね。

誕生日の前日から京治と会えることになり、私は気分上々だった。

それに、何気に彼とのお泊りは小学生ぶりだ。

大学生のころ、そのことを友人に話したことがあったが、それはそれは驚かれてしまって、

「じゃあ、まだしたことないの…？Aって。」「ありえん、こんな魅力的な子が…。」と、

目の前で落ち込まれたのが脳裏に浮かんだ。

けれど、お互い実家暮らしだったし、そういう機会がなかったのが原因だと思う。

私に色気がないからだったらどうしよう…と少し考えたけれど、京治に会ってその笑顔を見たらそんなのどうでもよくなった。

『ふふふ。』

中村「うれしそうだな。この後会うのか？彼氏と。」

『ブッ…！！！！そうですけど…』

中村「そうかーじゃあこの後お持ち帰りできねーじゃん。」

『当り前じゃないですか！』

私の2つ上の中村さん。

部は違うんだけれど、何かきっかけかわからないが最近告白してくれた人で。

もちろん断ってしまったから今も正直気まずい……。

『だから私、今日はこっそり早めに抜けるつもりですので。』

中村「へ～お熱いね。やることやるんでしょ。」

『な、なななに行ってるんですか！！！！・・・・///』

中村「え、まって。その反応もしかして経験ないの？」

『…セクハラで訴えますよ。』

中村「それは勘弁だわ。」

『じゃあもう私失礼します！』

「ええええ～もう行っちゃうのA！！！」

『うん、ごめんね！』

少し礼して、私はその場から素早く去った。

A今から帰るね!遅くなってごめん。

…早く京治に会いたいな。

中村「(……。)」