【HQ】好きだよ。【赤葦京治】 (ページ36)

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5年後：１ページ36

この章は、彼らが少し大人になった後の話です。

《注意事項》

＊本誌のネタバレを少し含みます。

＊年齢指定程度ではありませんが、そういった表現があります。

上記をご確認の上、大丈夫でしたらご覧くださいませ。

『』＝Aです。

あれから5年後…

Aside

『んんんつかれたなあ…。』

私はとある株式会社の開発部として働きはじめ、そろそろ慣れてきたころだった。

今でももちろん、京治との関係は続いている。

大学の間も、高校生のころと同じ感じで、別に特別なことはしていない。

けれど、私の中で大きな存在ということには変わりなかった。

私と同じく、京治も今年の春から働いており、

京治は東京に住み、、私はお隣の埼玉県で一人暮らしをしている。

そして、私は次の土曜日に23歳になる。

その日に京治がこちらに遊びに来てくれるということもあって、私は土曜日がとても楽しみだった。

お互い働きだしてからゆっくり会う機会もなかったから、余計に。

「ねえねえA～。」

『何？』

「今度の金曜日にさ～会社の行ける人集めてぱーーっとやろうと思てるんだけど、Aも来ない？？誕生日もお祝いしたいし～。」

『ん～金曜日かあ…。』

京治が来るのは土曜日の午後だし、早めに上がれば大丈夫かな。

『うんわかった。最近参加できてなかったから行かせてもらうね。』

「やった！ありがとう！」

お酒になれるためにもこれから参加しないとな…。