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14話 ページ14
今なんて言った…？好きな人？
そんなこと聞いてくるなんて初めてのことで戸惑う。
赤葦「…なんか珍しいね、なんで？」
A『そ、その、自分で言う話じゃないんだけどね、
今日クラスメイトに初めて告白されまして…。』
衝撃の事実。Aに告白したクラスメイトよりも、今まで逆に告白されなかったのかという事実に驚いた。
正直なところ、Aは昔からモテる。
”あいつがAのことを好きだ”とか、”Aがかわいい”とかたくさん聞いてきたけど、
確かにAに告白した奴は見たことも聞いたこともない。
確かにAに告白した奴は見たことも聞いたこともない。
…もしかして、中学までは俺がそばにいたから？
赤葦「何、付き合ったの？」
A『ううん、それで、「好きな人いるのか？」って聞かれて、「今までいたことない」って言ったら、
それはやばいだろって言われて…柄にもなく気にしてる。』
無理して笑うAに、俺は言い放った。
赤葦「やばくはないよ。」
A『だよね、よかった。』
赤葦「…けど、俺はいるよ。好きな人。」
A『だよね、よかった。』
赤葦「…けど、俺はいるよ。好きな人。」
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作者名：都こんぶ | 作成日時：2020年4月24日 22時
