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「あぁ、今日は全くついていないな」
「お前!そこの鬼! 俺たちと共にお館様さまのところへ来てもらう!」
あれから特に変わったこともなく
日々鬼の首を斬っていた
ところが、いつからだろうか
鬼の首を斬る度に鬼殺隊と顔を合わすことが増えたのは
そして今日は、あの日出会った隊士とまた顔を合わせてしまったのだ
しかも人数が増えて合計3人。いや、4人なのか?
それに凄くクセが強そう。というかなんで、猪の被り物?
いろんな意味で呆気に取られていた私は彼らが向かって来る攻撃に一足遅れた
「いや、私は人間の首は斬らない!だから、とりあえず」
なんて言葉は全く耳に入る様子もないので
少し攻撃範囲が広い型を使って黙らせる
「氷結の呼吸 壱の型 氷雨嵐」
.
「おねえさんんんん!!!強いね!!強い女性凄く素敵!!!!
ということで、俺と結婚してぇぇぇ!!」
「お前、強いな!俺と勝負しろ!!お前に勝ったら俺の方が強いって事だよな!!」
「すみません、まさか呼吸まで使うとは思っていなくて、油断しました」
黙らせるというか、逆に油を注いでしまったような感覚に思わず困惑
特に黄色髪の少年は煩い、猪くんは勝負がそんなに好きなのだろうか
額に火傷を負った少年は、まだ冷静沈着だ
「少年たち、私は鬼だ。
だから、君たちの元へ向かうというのは断らせて貰う」
「違うんです!話を…」
私はただの自己満足でしかない
復讐の為に握る刃にはきっと何も残らない
お館様様という方がどういう人物かも承知済み
しかし、それでも向かってはならない
諦めさせる為の口実を考えていると、
もう何度目か分からない背後からの衝撃に
頭がグラグラと揺れる
そのまま気を失ったと同時に最後に見たのは
身体中に傷のある白髪の青年だった
.
「オメェら、こういうのはな
やられる前にやれってんだよォ」
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暁(プロフ) - 架星さん» オリジナルフラグ、本当に申し訳ないです。指摘して下さってありがとうございます!!今後も頑張っていきます! (2019年12月2日 22時) (レス) id: fb2248bbfd (このIDを非表示/違反報告)
架星 - オリジナルフラグ外し忘れていますよ〜! あと高評価しました!これからも頑張ってください! (2019年12月1日 23時) (レス) id: d8e9a8e7ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁 | 作成日時:2019年12月1日 22時