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日中は外に出ることはできないので、千寿郎君と共に家事の手伝いをする
お館様から鬼殺隊に入隊してほしいと声を掛けられたが、少し考えさせてほしいと伝えた
彼に再会してから、まるで周りに色がついたように景色が広がった
柱の方々や、煉獄家。もちろん、竈門くんたちもこぞって屋敷へ訪れる様になり
以前感じていた心の穴がだんだん埋まっていくのを感じ、
それと同時に不安になっていく
鬼と戦えば嫌でも決着はつく、生死的な意味で。
命を落としている隊士だって山ほどいる中で今も生き続けているのは
奇跡と同じ類なのではないかと
大切な人が増えてしまった今、己も更に鍛え上げて
誰かを守れる存在にならなくてはならない
それは、杏寿郎さん。あなただって守りたいんです
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「あいつの最期は見たのか」
「はい。ただの肉片となっておりました」
酒を手に決してこちらを向こうしない槇寿郎殿
背を向けて、幼いころ見た彼とはやはり大幅に変わっていた
「...誰に殺されたんだ」
「鬼舞辻無惨、でございます」
「...結局弱いものが死ぬんだ。あいつも弱かったから死んだ。弱ければ何も守れやしない」
実の父親をここまで言う彼に憤りを感じるも、決して何も言わず拳を強く握りしめる
「俺は、己の無力さに痛感した。
もう、どうでもよくなった」
しかし、彼も彼なりに思うところがあるのだろう
なぜこんなに不器用になったのだろうか
「A、強くなれ。
そして______死ぬな」
自分の息子たちにも素直になれば良いのに
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暁(プロフ) - 架星さん» オリジナルフラグ、本当に申し訳ないです。指摘して下さってありがとうございます!!今後も頑張っていきます! (2019年12月2日 22時) (レス) id: fb2248bbfd (このIDを非表示/違反報告)
架星 - オリジナルフラグ外し忘れていますよ〜! あと高評価しました!これからも頑張ってください! (2019年12月1日 23時) (レス) id: d8e9a8e7ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁 | 作成日時:2019年12月1日 22時