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♢YOU
幸せだなー。
今こそ時が止まればいいのに。
あんなに辛い想いをした涼太との恋から
こんな風にまた
幼馴染として笑える日が来るなんて。
あの頃の私は考えたこともなかったな。
亮「Aさん！」
「ん？どうした？」
亮平くんに呼ばれて我に返った。
亮「みんなで写真撮りません？」
「いいね」
そうしようって言ったら呼びかけてくれて
みんなが1箇所に集まった。
私たちのために
こんなふうに集まってくれるなんて。
この気持ち、忘れないようにしなきゃ。
『じゃあ撮りまーす！』
従業員の人が写真を撮ってくれた。
今でも私の大事な宝物。
深「じゃあ...最後に
2人から挨拶でもしてもらう？笑」
康「それいいっすね！」
照「俺ら一応式も
挙げるつもりなんだけど(笑)」
だいぶ時間も経って、
そろそろお開きかなって。
式の時でもいいじゃんってわけにもいかず。
私は正直小っ恥ずかしいから、
挙式と披露宴はいいかなって思ってたけど。
お互い仕事でお世話になった人たちが
共通なのもあって挙げることにしてる。
何よりひーくんが、
みんなに自分の奥さんだって
ちゃんと見せておきたいんだって(笑)
てことで最後に挨拶することに。
照「えー...今日は
お集まりいただきありがとうございます。
こんな風に挨拶するって思ってなかったんで、
何も用意してないんですけど。笑
こうしてみんなにお祝いしてもらえて
これから2人で頑張っていこうって
改めて思えました。
今日は本当にありがとうございました」
「えーっと...こういう挨拶はあんまり
得意な方じゃないんだけど(笑)
まずは今日はお集まりいただいて
ありがとうございます。
こんな風にお祝いしてもらえるなんて
思ってもみなかったから、
いい思い出になりました。
まだ未熟な2人ですが、
温かく見守っていただけると幸いです。
本当にありがとうございました」
温かく拍手してもらえたんだけど...
蓮「チューしてるとこ見たいなー！笑」
ラ「俺も見たーい！笑」
「え、嘘でしょ(笑)」
そんなことを言ってたら、
誰かがコールを始めてみんなそのモードに。
「本当に恥ずかしいから(笑)」
翔「今更だろうが(笑)」
ラ「俺1回見てるしー笑」
涼「俺も見たいなー笑」
本当にやめてよって、
内心思ってたんだけど鳴り止まず。笑
康「照兄男見せてやー笑」
蓮「岩本くん行っちゃえ(笑)」
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作者名：のらんせ | 作成日時：2022年9月8日 18時
