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♢YOU
照「俺結構寂しいかも」
「うん、私も寂しくないわけじゃないよ？」
照「じゃあ何でそんなに淡々としてんの」
「それは...仕事だし仕方ないかな？って」
照「そうなんだけど...」
「1ヶ月、頑張ってね？」
照「それは頑張るけどさ」
とりあえずご飯食べようよって促した。
本当にお腹が空きすぎてやばかったから。笑
「「いただきます」」
ひーくんはまだ拗ねてるけど、
1ヶ月くらいなら許容範囲だけどなーって。
私の反応が悪かったんだろうなって
少し反省してた。
「あのさ」
照「ん？」
「最初の週はひーくんも疲れてるだろうし
とりあえずゆっくりするとしてさ」
照「うん」
「2週目に私が遊びに行くよ」
照「え、いいの？」
「うん。新幹線ですぐだし」
照「え、嬉しい」
「それでその次の週に、
ひーくんが大丈夫なら名古屋で会わない？」
照「いいの？」
「うん、もちろん」
だんだん表情が明るくなっていって
いつものくしゃくしゃ笑顔が見えた。
「そしたら次の週には帰ってくるし。
お互い寂しくなく過ごせるんじゃない？」
照「え、めっちゃ嬉しい」
「よかった(笑)」
照「Aちゃんありがとう」
「どういたしまして」
照「どこ行くか考えとく」
「うん、私も」
私も旅行好きだし、
ひーくんとも色々行きたいねって話してたし
ちょうどいいんじゃないかと思って。
「でも随分急だね？」
照「なんか人員不足で
しわ寄せがきちゃったらしくて。
俺は行きたくないなーって思ったけど、
康二を行かせるわけにも行かないじゃん」
「そうだねー。新婚だし子供ちゃんも
いるから奥さん大変だしね」
照「だったら目黒にって思ったんだけど、
あいつよりによって
こっちで外せない仕事が結構あって」
「それでひーくんなんだね」
照「そう...多分ずっと不機嫌だった(笑)」
「そうだろうね(笑)」
でも今元気になったからよかった。
週末は大体会うけど、
会わない週も月に1、2回はあるし、
私が提案したスケジュールで
ちょうどいいんじゃないかな。
ひーくんも実際行ったら
疲れちゃってるかもしれないし、
そこは無理しないでねって伝えた。
「あ...そうだ」
照「ん？」
「私明日8時には出社しなきゃいけなくて。
その時間に一緒に出れる？」
照「わかった。頑張る(笑)」
「7時過ぎには家を出たいかな？」
照「うん、わかった」
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作者名：のらんせ | 作成日時：2022年9月8日 18時
