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♢YOU
「ねぇ、お願いだから起きてよー！」
翔「無理...眠い...」
「最悪...相鍵置いて行くから、
帰りまでに会社に届けてね！」
バーカって言い残して、
仕事に行く羽目になった。
寝起きが悪いのも全然変わらないんだから。
今日はずっと会社に居るし、
まぁ別にいいかなって感じだったけど。
佐「ただいまー」
「おかえりー」
佐「新しい仕事入ったぞー」
亮「さすがです！」
「打ち合わせする？」
佐「今日はもういいよ。
2人ともあと10分で定時だろ？」
「あ、本当だ」
佐「下で翔太待ってるし、
さっさと帰ってやれよ」
さっくんは優しいなーって思ったけど、
今翔太が居たって言った？
「え、翔太居たの？」
佐「居たよ？A待ってるって言ってた」
「連絡くらいしてよ...笑」
亮「まさかのアポ無し？笑」
「昨日うちに泊まったんだけど、
あいつ朝起きてくれなくてさ(笑)
だから私が仕事終わるまでに
会社に返しに来てねって言ってたの。
それで来たんだと思う(笑)」
佐「そういうことか(笑)
相変わらず仲良いんだったらよかったわ」
「うん、まぁそれはね。
でも翔太彼女できたんだって」
亮「えー、そうなんですか？
Aさん一筋だったのに？」
「ねぇ、その言い方やめてよ(笑)」
佐「まぁでもいいじゃん！
前に進めたってことだろ？」
「うん、そうだといいなって思ってる」
このまま3人で飲みに行きたいのは
山々だったんだけど、
翔太が居るって言うから私は一足先に定時で退社した。
コンコンって窓をノックしたら、
翔太が窓を開けてくれた。
「来るなら連絡してよ」
翔「ちげーんだよ。お前んちで
少し仕事してから車取りに帰って、
店舗まわってここに来たら、
お前んちに携帯忘れたことに気づいたんだよ(笑)」
「何してんの(笑)」
翔「だから送るわ(笑)」
バカだなーって言いつつ、
車で帰れてラッキーって思ってた。
「夕飯食べてく？」
翔「いいの？」
「うん、いいよ。1人で食べるのも味気ないしさ」
翔「ひーくんに報告しとけよ(笑)」
「もう、そうやってからかうの
いい加減やめてってば(笑)」
今までと形は少し変わっちゃうかもしれないけど、
こうやって翔太と過ごす時間も
やっぱり大事だなーって思った。
うちにまた一緒に帰ってきて、
私が作ったご飯をしっかり食べて、
翔太は帰っていった。
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作者名：のらんせ | 作成日時：2022年9月8日 18時
