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♢YOU
「うん、それいいね」
照「Aちゃん結構旅行好きだね(笑)」
「そうかも(笑)アメリカにいる間も
自分でも驚くくらい、
あそこに行こうここに行こうって毎週考えてたし」
照「海外旅行とかも、行けたらいいな」
「うん、そうだね」
照「近場で韓国とかなら、
気軽に行けるんじゃないかな」
「ひーくん辛いの大丈夫？笑」
照「うん、多分(笑)」
色々話せたし、進展もあったし。
付き合って1年記念の旅行として
すごく意味があったと思う。
帰る前にも少し観光したり、
最後にランチも食べてから、
新幹線に乗って東京に戻ってきた。
お互い荷解きもあるしって、
その日は駅で別れて帰宅した。
「あ、もしもしお母さん？」
母「どうしたの？珍しく電話なんて」
「あ、いや。旅行に行ったから、
来週末にお土産持って行っていい？」
母「もちろんいいけど」
うちの親はいい意味で放任主義。
私が言った以上の情報を聞いてくることはない。
だから、自分から何か言い出す時は、
いつも結構勇気がいる。
「あとさ、今お付き合いしてる人がいるんだけど」
母「この間真都と話してた子？」
「あー、うん」
母「何？結婚するの！？」
「いや、ごめん。違うんだけど(笑)」
母「何だー...ぬか喜びじゃん」
放任主義だけど無関心なわけじゃないから
きっと本当は色々心配してたんだよね。
「その、そういうことも見据えて
一緒に住もうってことになって。
彼が一度挨拶した方がいいんじゃないかって」
母「えー、いいの！？
この間会いたかったんだけど、
いきなりは緊張するかなーって
遠慮して先に帰っちゃったからさー」
食事会の時に話は聞こえてたみたい。
お母さんなりの配慮だったんだね
って言ったら、だって涼太も居たしさーって。
涼太とは会ってるよって言ったら
何それ気になるー！って、
女子全開で聞いてくるから
結局長電話になっちゃった(笑)
母「じゃあ週末に連れておいでよ。
照くん...だっけ？照くんがいいなら」
「あー...うん。じゃあ聞いておく」
母「楽しみだなー」
そう言って喜んでくれたし、まぁいっか。
ひーくんに聞いたらいいよって。
スーツとか着て来なくていいからねって
念を押しといた。
ひーくんならやりかねないと思って。笑
それで、結局あれよあれよと週末を迎えてしまい...
今2人で私の実家にいる。
ちなみにひーくんの実家にも
明日行くことになってる。
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作者名：のらんせ | 作成日時：2022年9月8日 18時
