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♢YOU
亮「俺の前ではいっつも
照とか照くんって言ってますよ(笑)」
「無意識だったかも(笑)」
照「何で俺には照って言わないのに
阿部には言うんだよ(笑)」
「それはほら...やっぱり社会人として
身内の敬称は略すっていうか...笑」
照「もうなんか
馬鹿馬鹿しくなってきた(笑)」
そう言いながら、
2杯目のビールを飲み干してた。
私たちみんな、明日も仕事なんだけどな。
亮「元気になってきたみたいで
よかったじゃん(笑)」
照「うん、ありがと(笑)」
「もう一杯飲む？」
照「飲むに決まってんじゃん。
俺落ち込んでるんだから(笑)」
「笑ってるじゃん(笑)」
忙しい人だなーって思いつつも
最初より表情が明るくなったから少し安心した。
亮平くんが居たのもちょうどよかったなーって。
今日は好きなだけ愚痴ったらいいよって
今までのそういう経験とかも全部吐き出してた。
亮平くんも自分の経験を踏まえて
ひーくんのこと励ましてくれて。
明日も仕事だっていうのに、
すっかり終電の時間に近づいちゃった。
あれから散々飲んでたから、
ひーくんは少し酔っちゃって(笑)
私がひーくんの家に一緒に帰ることにした。
亮「明日は10時前に来てもらえば
こっちは大丈夫なんで、
照のことはよろしくお願いします(笑)」
「うん、わかった(笑)
付き合ってくれてありがとね」
照「阿部ありがとー」
亮「うん、わかったから(笑)
じゃあ、僕はここで」
電車のホームが違うから
改札を入ったところで別れた。
「珍しいね、酔うなんて」
照「Aちゃんだって
酔いたい気分の時あるでしょー」
「うん、そうだね(笑)」
照「それで目黒のこと誘ったくせにー」
「うん、もう何年も前にね？笑」
照「俺根に持ってるんだから」
「うん、知ってるよ(笑)」
そんな話をしながらホームまで行って、
なんとか終電に間に合ってよかった。
フラフラしてる大男を
真っ直ぐ歩かせるの大変だな(笑)
照「ねぇ照って言ってー」
「うん、帰ったらね？」
照「今言ってよ」
「帰ったら、ね？」
照「えー」
本当に酔ってるのか、酔った勢いでやってるのか、
電車の中だっていうのにずっと近いんですけど...笑
終電でもたくさん人いるなーなんて思いながら、
とりあえずひーくんを制止するのに必死だった。
照「何で阿部の前で言うんだよー」
「うん、ごめんって(笑)」
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作者名：のらんせ | 作成日時：2022年9月8日 18時
