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♢YOU
恋愛って難しいよねって話で
盛り上がってたらひーくんから連絡が。
“もう帰ってる？”
亮平くんに断ってまだ亮平くんといる
って返したら、合流してもいいかって。
そんなこと言うの珍しい。
っていうか初めてかも。
「照くんが合流したいって言ってるんだけど」
亮「俺は全然いいっすよ。
最近照とも会ってなかったし」
「じゃあ...移動した方がいいかな？」
亮「そうですね。
照に電話してみたらどうですか？
俺らがそっちに行ってもいいし」
「そうだね。そうしてみる」
その場で電話したらすぐに出て、
今まだ会社を出たところだって。
中間地点で落ち合おうってことになって、
私と亮平くんはタクシーで移動した。
ひーくんは電車だったから、
先に着いた私たちでお店を探して
先に入って待ってた。
亮「あ、来た来た」
「お疲れ様」
照「お疲れ様です。
ごめん、突然合流しちゃって」
亮「全然。俺らもう色々話したし」
何となく浮かない表情のひーくんが私の隣に座って、
とりあえず飲み物とか、
ひーくんはお腹すいてるって言うから
食べ物とか注文して話を聞くことに。
「どうかしたの？」
照「うん...まぁ」
亮「落ち込んでる？」
照「うん...まぁ」
同じ返答しかしないから、
まだ整理ついてないのかなって。
「ゆっくりでいいよ。とりあえず飲んだら？」
そう言ったら、ジョッキの生ビールを
一気に飲み干しちゃうから驚いた。
「ちょっと...ペース落とそう...笑」
亮「いいじゃん、飲ませてあげましょうよ」
「まぁ...」
亮「Aさんが
連れて帰ればいいんですから(笑)」
「うん、そうだね...」
照「おかわり！」
ジョッキを店員さんに突き出して
大きな声で言うから更にびっくり。
ひーくん、キャラ崩壊してる？笑
照「俺会社辞めよっかな...」
「え？どうしたの？」
そこからひーくんがポツポツと話し始めた。
上司に取引先に連れて行かれて、
仕事の話が終わったと思ったら、
今度みんなでゴルフに行こうって話に
なったらしいんだけど。
ひーくんはゴルフなんてしたことなくて、
する気もないから
みんなで楽しんで下さいって言ったら、
今の若者はゴルフもしないなんてーって。
そこまではまぁまだよかったみたいなんだけど、
じゃあ女の子のいる店に行こうって。
彼女いるし興味ないって言ったら、
その場がしらけちゃったんだって。
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作者名：のらんせ | 作成日時：2022年9月8日 18時
