♢_85__________ ページ36
♢Shota
Aがこうやって呼ぶ時はだいたいちょっと
怒ってる時かバツが悪い時が多いかな。
今はどっちかわかんねーけど。
ラ「しょっぴーよかったじゃーん(笑)」
翔「お前その顔やめろ(笑)」
「ラウール?」
ラ「はーい...」
怒られてやんの。笑
「てことでね、真都にも今日は手伝ってほしくて」
ラ「何を?」
「翔太の家に荷物運ぶの」
ラ「えー!僕せっかくの日曜休みなのに...」
確かに最近は雑誌の露出も増えたし
高校生なのに働いてんだもんな。
そこは本当に尊敬する。
普段はムカつくけど。笑
「うん、ごめん。でも夜は一緒に
スーパー行って、真都の食べたいもの作るから」
ラ「いいの?」
「もちろん!だから考えといてね」
Aちゃん大好きーだって。
単純かよ。
しばらくは話してたけど、
時間がもったいないからとりあえず
Aの持ってるキャリーケースとか
大きめのカバンに移せるものだけ詰め込んだ。
ラ「僕が持つよ」
「ありがとう」
ラ「荷物はしょっぴーと2人で持つから、
Aちゃんはついてくるだけでいいよ」
「真都ラウールくんは
いつの間にか紳士になりましたね?笑」
ラ「そうでしょー(笑)」
調子に乗ってるラウは置いといて、
Aも楽しそうだしよかったかな。
さすがに収納が足りないから、
途中でボックス買ったりして
確か2、3往復したっけ。
俺とAは2日連続だったし、
ラウももう体力なさそうだったから、
今日はこれくらいにしとこうって
スーパーに寄ってAんちに帰ってきた。
Aはなんか会社の人と
電話したりしてて忙しそうだったけど、
戻ってきたと思ったらすぐに夕飯を作ってくれた。
ラウと3人で食べて、俺はラウを送って、
Aに言われたからまたここにいる。
「ねぇ翔太、明日ってどうしてる?」
翔「明日?仕事だけど」
「それはわかってるけど、
店舗覗きに行くとか、
家で仕事するとかそういうこと」
翔「あー...明日はまだ決めてないけど
とりあえずは家で仕事かな」
「さっき亮平くんに相談したら、
だいぶ引き継ぎも済んでるから
明日有休もらうことにしたの。
だから、今日運んだ荷物片付けに行っていい?」
翔「そういうことか。俺は別にいいけど」
それならもう今日のうちから来とけばって
うちに来ることになった。
ていうかこいつ、
昨日の朝まで照と居たんじゃなかったっけ。
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作者名:のらんせ | 作成日時:2022年8月28日 21時