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♢Hikaru
序盤からこんなに飛ばして
どうすんだよって思ったけど(笑)
でもそれをわかった上で
今日は一緒に過ごして欲しかった。
まぁ、目黒は置いとくとして、笑
翔太にも元カレにも遠慮せず
俺なりにアプローチしようって。
Aちゃんにも、
遠慮しないでおこうって。
照「結構お腹すいたかも(笑)」
「え、急いで探すから我慢して(笑)」
照「はーい(笑)」
俺らの関係も悪くはないよな?
今走ってるところから
20分くらい進んだところにあるカフェを
Aちゃんが予約してくれた。
予約の電話の時の喋り方が
ビジネスマンすぎてちょっと笑った。
Aちゃんって汚い言葉とか
言ったりすんのかなって(笑)
それからカフェでランチして、
水族館を満喫した。
20代になって来てなかったらしくて、
子供みたいな目で水槽に張り付くのが
可愛くてたまらなかった。
「照くん、ありがとう」
照「どういたしまして」
何か漫画みたいだけど、
出口のすぐそばにあったお土産コーナーで
大きめのイルカのぬいぐるみに一目惚れした
Aちゃんに、記念だからってプレゼントした。
そしたらずっと抱きしめて喜んでくれてて、
俺まで口角が緩みっぱなしだった。
Aちゃんって
こんなにギャップがあったんだ(笑)
とりあえず車に乗ったら、
思いの外運転の邪魔になりそうで
イルカさんには後部席に行ってもらった。
ちょっと拗ねてんのも可愛い。笑
照「家に着くまでだから(笑)」
「ん?」
照「そんな拗ねないでよ(笑)」
「そんな顔してる?」
照「うん、顔に書いてるよ?笑」
「え、ごめん...笑」
照「いいけど、俺がいるから許してよ」
そう言って手を握ったら、また顔赤くするし。
こっちまで恥ずかしくなるじゃん。
照「とりあえず、Aちゃんちに向かうね」
「うん、お願いします」
それからは色々話しつつ、
Aちゃんはイルカさんを気にしつつ(笑)
あっという間の道のりだった。
日が暮れるまでに辿り着いたけど、
正直まだ一緒にいたいなーって。
でもイルカさんもいるしなーって。笑
照「着いたよ」
「うん...」
照「どうした?」
「ちょっと待っててくれない?」
照「え、うん。わかった」
Aちゃんはイルカさんを連れて
上がっていったけど、どうしたんだろう?
とりあえず車を寄せ直して、
戻ってくるのを待ってた。
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作者名:のらんせ | 作成日時:2022年8月28日 21時