ep*2 ページ3
長い長い午前の授業を乗り越え、今朝のもどかしさも既に忘れかけて迎えた昼休み
「やっと昼飯だぁ〜…」
「ちゃんたちもう授業終わってるかな?
俺もう腹減ってしにそう」
「お、大ちゃん今日は早弁しなかったんだ」
「ばかやろ、一回もしたことねぇわ」
さらっと失礼なことをぬかすひかを横目に四時間目で使った教科書とノートを片付ける
俺らの学校は毎年クラス替えがあって、一年の時には一緒だった薮ちゃんやいのちゃんとは二年に上がった時にわかれてしまった
とはいっても隣のクラスだからお昼は一緒に食べてるし、休み時間もお互いのクラスを行き来してるから去年となにも変わらないんだけど
「有岡ー!後輩が呼んでる!」
って呼びかけに手を止めて顔を上げると、教室の入り口付近に見知った後輩の姿があった
何の用だろ…?
特に心当たりはないし、腹は減ってるけど呼ばれちゃったんじゃあ仕方ない
「ひか、俺ちょっと話あるからさき行ってて」
「おーけー」
出しっぱなしのプリント類を適当に机に突っ込んで(なんかぐしゃっていったけど気にしない)後輩の元に向かう
「お待たせ―。どうした、なんかあった?」
「……」
「?おーい、鈴木〜?」
呼びかけても反応がない…というかなんかどっか見てる…?
その視線の先を追うと
「ひかる早く早くっ。お腹すいちゃった」
「ちょ、そんな引っ張んなって」
いつの間に来てたのか、ひかの手を引いて教室を出ていくいのちゃんの姿
「…あいつらと知り合い?」
「や、そういうわけじゃなんですけど…
あの、八乙女先輩と伊野尾先輩って…やっぱりできてるんですか?」
「え?」
二人から目線を外して俺に向き直り、真剣な顔で聞いてくる
…えーっと、できてるってそういう意味だよな…?
ってゆうか“やっぱり”って
「一年の間で噂になってるんですよ、お二人」
「…マジか。」
おいおいちょっとこれは…
後輩にも知れ渡ってるって相当じゃん
俺と高木と薮ちゃんは幼馴染で二人をよく知ってるからそういう風にも見えるけど、何も知らない下級生にそう見られるとは…
ふと、今朝の出来事を思い出す
…あーなんかまたもやもやしてきた…、
++
鈴木くんはほんとはこんなことを聞きに来たのではなく、部活のことで話があったのですがあくまでモブなので割愛
309人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
胡桃(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます^^*楽しみといっていただけるのが本当に励みになります…頑張ります! (2017年11月1日 22時) (レス) id: e30e2258ee (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - ひかいのの新作すごくうれしいです(*^^*)これからも更新楽しみにしています! (2017年10月29日 22時) (レス) id: 353932547d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:胡桃 | 作成日時:2017年10月29日 21時