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「ーー烏野？知ってる？」
「前まで強かった学校じゃん？」
「前までね。今はなんかね〜ダサい異名ついてんだよ」
「えっ、どんな？」
ーー仙台市体育館。
「" 落ちた強豪 " " 飛べない烏 "」
ちょうど入るところでそんな古い噂をしている他校の生徒に、田中先輩がすぐ絡みにいって澤村先輩にとめられる。
楽しそうだなぁ。
「緊張するね……」
「まだ入ったばっかじゃん」
「そうだけど、ね、翔ちゃん！」
「今日はAのほうが緊張してる自信がある！」
「えぇ」
「な、なぁアレ見ろよ」
ふと視線を感じてそちらを向けば、
他校の選手たちがこちらを見ていた。
「ちっちゃいしかわいくね？」
「一年生かな？声掛けてこ……ヒッ」
一応会釈したい方がいいのかな、と変なところで迷っていると、
飛雄とツッキーが私の前に入り込んでくる。
「ちょっ、二人とも……」
「お、オイ、しかもアイツ……天才セッターって噂の、北川第一の" コート上の王様 " ……？！」
「……」
「ヒィっ！」
「こら、威嚇しない」
ペシンとその背中を叩いてやると、不満げな目を向けられる。
「試合でもう"王様"じゃないってとこ見つけてやればいいでしょーが」
「！……当たり前だ」
飛雄もちょっとワクワクしてる。
と、その横で翔ちゃんは体育館をみて興奮しているのだが。
「エアーサロンパスの匂い……！」
「それ去年の中体連でも言ってた」
クスクス笑っていると、ふと周りがざわつき始めたのに気づく。
烏野の集団の先頭の方でなにか喋っているのが聞こえて、横から顔を出してみれば伊達工のジャージが見える。
集団の先頭にいるのは先輩方だから、当然東峰先輩もいる。
「ちょい、ちょいちょいやめっ、やめなさい！！」
トラブルだろうか。
マネージャーとしても対処が必要かと思い回っていく。
「あ！のぶくん！！」
「！」
伊達工の集団に間違いなく知り合いの後ろ姿だと判断できるものを見つけてしまったのだから、
反応せざるを得なかった。
どうやら同じチームの人に中の方へと押されていた ( 東峰をロックオンしたため )っぽかったが、私の声にすぐに反応して
それを押し返して駆け寄ってきてくれる。
「A」
「久しぶり！！」
少し屈んで両腕を広げてくれるので、私はそのまま首に抱きついた。
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き(プロフ) - 愛さん» ありがとうございます、！がんばります！！ (2020年5月10日 1時) (
レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - きさん» これからも頑張ってください！ (2020年5月9日 21時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - 愛さん» わ、ほんとですか！むちゃくちゃ嬉しいです！！ どうでしょうか！笑 私にもわかりません… (2020年5月9日 21時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！あの、予想ですけど....もしかして稲荷崎のマネになるんですか？ (2020年5月9日 19時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - 鏡さん» そう言っていただけると更新の励みになります…！ありがとうございます！がんばります！ (2020年5月7日 22時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きたの | 作成日時：2020年4月5日 10時
