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「お、A……A?!どうした顔真っ赤だぞ!!」

「及川さんになんかされたのか」

「や、大丈夫。なんもされてない……」

 

 足元のおぼつかないままに烏野のみんなをみつけ、そのまま翔ちゃんに支えられながらバスに乗りこんだ。



「A、大丈夫か?肩かすぞ」

「ありがとう、でも大丈、」

「カーー……クカー……」



 いや寝るの早。

 秒で聞こえてきたいびきについ失笑する。



 どうしよう、どうしようとどうにもならないことで頭がいっぱいだった私も、気づいたらそんなことも忘れて瞼を閉じていた。



.



「テレビ!!?」

「……ほわっ」



 当然体重をかたむけていたものが消えた感覚で目を覚ました。

 いつの間にか寝てしまっていたみたいで、隣にいた翔ちゃんはすでにいなかった。



「…………ふぁあ……」

「おー、A起きてるかー?」

「はっ、だ、大丈夫です!起きてます!」



 あくび見られたかな、なんてどうでもいい心配をしながらバスをおりる。



「翔ちゃんは……」

「職員室。今日のニュースでやってたみたいよ」

「そうなんですか……あ」

「ん?」

「……なんでもないです」



 そういえば、徹くんのことで頭がいっぱいだったけど、

 私インタビューされたっけな……流石にカットされてるよな……


 そんなことを思いつつ、でもなんとなく見たくないなぁなんて沈んだ気持ちで職員室に入ると、ちょうど青葉城西を取り上げているところだった。



『ーーそして明日この青葉城西に挑むのが
ベスト8確実と思われていた伊達工業をまさかのストレートで下し勝ちたがってきた

 古豪 烏野です』



 みんなの熱い視線がテレビに集まり、

 ごくりと息を呑んだ次の瞬間 パッと映ったのは徹くんだった。



『いいチームですよね!全力で当たって下ってほしいです!』


「「……」」



 ……流石というか。

 今はあんまり直視したくない顔だけど。


 けどやっぱカットされてたな。嬉しいような悲しいようなーーミーティングがすぐに始まるだろうと職員室を出ていこうとしたが



『ーー今回はもうお一方、このAブロックで注目を浴びていたのは選手ではなく、なんとマネージャー!』

「「……?!」」



 一気に背中に突き刺さる視線。



『伊達工の力強い応援に対し、たった一人一年生のマネージャーが拡声器を使い対抗する姿は印象的でしたね』



 →

策→←突



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(プロフ) - 愛さん» ありがとうございます、!がんばります!! (2020年5月10日 1時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - きさん» これからも頑張ってください! (2020年5月9日 21時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 愛さん» わ、ほんとですか!むちゃくちゃ嬉しいです!! どうでしょうか!笑 私にもわかりません… (2020年5月9日 21時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも楽しみにしてます!!!あの、予想ですけど....もしかして稲荷崎のマネになるんですか? (2020年5月9日 19時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 鏡さん» そう言っていただけると更新の励みになります…!ありがとうございます!がんばります! (2020年5月7日 22時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きたの | 作成日時:2020年4月5日 10時

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