菅 ページ36
「A〜、ちょっと待ってて〜」
「？ はい」
ＧＷ合宿の前日の部活終わり。
いつものように翔ちゃんを待っていると、菅原先輩にそう言われた。
先輩と一緒に体育館を出てきた澤村先輩や東峰先輩も首を傾げる。
「( おそいな…… )」
いつもは待っているとすぐに飛んでくる翔ちゃんがなかなかこない。
おかしいな〜なんて思ってるとがやがやと騒がしい声が聞こえてきて。
スマホから顔を上げると翔ちゃんと、それから菅原先輩だけでなく、西谷先輩や田中先輩、飛雄までいて。
「ごめんな〜、余計なのついてきちゃったけど、行くべ」
にっと眩しい笑顔を見せる菅原先輩。
行く？どこに？
「A！お前内緒で菅原さんとメシなんてずるいぞ！！」
……メシ？
前電話した時にご飯食べに行く約束はしてたけど……なんて記憶を遡っていたら、そういえば部活始まる前に「今日時間ある？」って聞かれて、
なんのことかわからなかったけど「ありますよ？」って答えた気がする。
「あ、あー！そういうこと！
あっ、いや、内緒にしようとか全然思ってないよ？！」
「水くせぇじゃねーか！俺らも入れてくれよ！」
「え！もちろん！人数多い方が楽しいですもんね！……ね？」
菅原先輩を振り返ると、先輩は苦笑いを溢して頷いた。
「ごめんな〜象方さん、スガ。止めはしたんだが……」
と、今度は菅原先輩の後ろから澤村先輩と東峰先輩が歩いてきた。
「ぜんぜん！先輩方もどうです？」
「や、流石に遠慮しとくよ。スガが気の毒に見える……」
「もうせっかくだからみんなで飯いくべ！！お前らも巻き込み！！」
「おわああ、まじ？」
菅原先輩が後ろから二人に抱きつく。
田中先輩と西谷先輩が「大地さーん！」「旭さーん！」って嬉しそうに飛び跳ねる。
こういうのいいな〜なんて眺めてると不意に菅原先輩と目があって。
「今日はみんなでだけど、今度は二人きりで、な？」
って人差し指を口に当てた。
かぁぁって顔が熱くなっていくのがわかる。
……先輩、それは反則ってやつじゃありませんか。
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き(プロフ) - 愛さん» ＾＾＾＾＾＾ (2020年2月24日 14時) (
レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 赤梟ってもしかして！！.... (2020年2月24日 13時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - みゆみゆさん» ありがとうございますううう！！こちらからお願いしますはアマゾン不可避です (2020年2月23日 15時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆみゆ(プロフ) - もちろんです！というかこちらからお願いします！ (2020年2月23日 13時) (レス) id: a635d8fb67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - みゆみゆさん» ほわあああ！！！ ありがとうございます！！か、可愛くなってる……あの、作品内で紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2020年2月23日 12時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きたの | 作成日時：2020年2月17日 12時
