麗 ページ34
ピピーッ
セットカウント２-０
勝者：町内会チーム
「お疲れ様デス！！東峰先輩ライトナイスキーでした！」
「あ、ありがとう」
「みなさん流石ベテラン！って感じで！嶋田さんのジャンフロめっちゃ安定してましたね〜」
「へっへーん、だろ〜」
ほんとに、流石ベテランって感じだな〜って、必死に余韻を引き伸ばして、心に掘られた穴を埋める。
翔ちゃんがどんどん強くなってく。
嬉しい反面、中学までずっと近くで見てきて、どこに行くのもいっしょだったのに、
今の翔ちゃんの青春の中に私はいなくて、少し、ほんの少しーーうそ、本当はかなり寂しかったり。
……いや、でもいいことだし！
ブンブンと首を横に振って余計な考えを振り切る。
「いや〜よくわかんないけど青春だったな〜」
「『トスを呼んでくれ、エース！』とかね〜っ！格好いいねぇ〜っ」
「『俺がいればお前は最強だ』とか言ってみてえ〜高校生かっけえ！」
「俺も高校のうちにマネに抱きしめられるくらい心配されたかったな〜」
「「「……」」」
…………そんなことは置いておいて！！
今回、やっと全員揃った試合で、
しっかりとしたスタメンではないけれど、レシーブとか色々弱点が浮き彫りになった。
そしてそれを次活かすときはーー" ＧＷ合宿 "
「合宿か〜楽しみですね！」
「そうだね。私は家が近いから合宿って感じしないけど」
「え"！！帰っちゃうんですか？！」
衝撃の事実につい変な声が出た。
てっきり潔子先輩とキャッキャウフフな夜を過ごせるものだと……流石に烏滸がましいか……
「じゃあ私も帰ろうかなぁ……ってか先輩学校から家近いんですか？！私もめっちゃ近いです！」
「え？じゃあ割と家近いかもだね。小学校はどこだったの？」
「あ……いや、中学にこっちに戻ってきたので、全然違うとこです」
いやーでも先輩と家が近いなんて、新事実だ。もしかしたら中学生のうちにどこかですれ違っているかもしれない。
そう考えると……なんかドキドキしてきたな()
「そうなんだ。
よかったら今度、うちに遊びにおいで」
「…………？！エッ、いっ、い、いいいいんですか！！？」
「うん、美味しいお菓子用意しておくね」
神様、こんなに幸せな私にどのような不幸が待ち受けているのでしょうか……！
.
お気に入り１０００人ありがとうございます……
今度はなに書こう……
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き(プロフ) - 愛さん» ＾＾＾＾＾＾ (2020年2月24日 14時) (
レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 赤梟ってもしかして！！.... (2020年2月24日 13時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - みゆみゆさん» ありがとうございますううう！！こちらからお願いしますはアマゾン不可避です (2020年2月23日 15時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆみゆ(プロフ) - もちろんです！というかこちらからお願いします！ (2020年2月23日 13時) (レス) id: a635d8fb67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - みゆみゆさん» ほわあああ！！！ ありがとうございます！！か、可愛くなってる……あの、作品内で紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2020年2月23日 12時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きたの | 作成日時：2020年2月17日 12時
