確 ページ11
それから東峰さんと西谷さんについて聞いた。大体は予想通りだった。
ずっと「俺によこせ！」「俺に持ってこい！」とトスを呼んでいたのに、ブロックに阻まれるにつれだんだん声が減り、
最後の最後で東峰さんは、トスを呼ばなくなってしまった。
『あいつ、メンタル弱ぇんだ。そんでもって西谷は熱すぎるとこあるからさ』
スマホ越しに菅原先輩は困ったように笑った。
「でも、どちらの気持ちも分かります。田中先輩みたいな鋼のメンタルがない限り、連続でスパイク止められるのは精神にきますし……伊達工のブロックは全国をみても強力ですもん。しかもワンチとかじゃなくて、シャットアウトだから余計精神にきますよね……」
『全国高校男子バレー部まとめ�Α戮鮓�返す。改めてみても高身長揃いだ。
『ほんと、つよかったよ。てか、ほんとにバレー大好きだなぁ、結構見に行ってんべ？』
「はい！ＩＨ、春高、国体はもちろん、練習試合でもなんでも見ます！」
『公式のは分かるけど、練習試合って急に決まったりするし、そんな耳に届くもん？友達繋がりとか？』
「いえ、監督さんと連絡先を交換して、お声をかけていただいているんです」
『…………え"！！？』
突然の大きな声に思わずスマホを少し遠ざけた。
お、おぉ……そんなに驚く……？少しリアクションがオーバーな気もするが。
『Aって、何者……？』
「私は普通の高校生ですよ！……父が協会の理事なんです。それで、」
『えっ、きょ、協会って、……もしかしなくてもバレーボール協会？』
「そうです！」
菅原先輩は『えぇ〜〜……』と語尾を伸ばし『まじかよ、すげー……』と呟くように言った。
少し、父親のことを言うのは躊躇した。特に、バレー部の部員には。それを言ってもメリットがないから。
翔ちゃんにも言っていない。……翔ちゃんなら言ってもあんまりわかんないと思うけど。
どうせ言っても個人情報は伝えられないし、期待されてもそれに応えられない。
「でも、このことは内緒にしてくれませんか」
『うん、それはもちろん。他に知ってる奴は？』
「烏野では誰も。翔ちゃんも知りません」
『……そんなこと、俺に言ってよかったの？』
別にそんな重大なことじゃないけれど、ただ私は何もできない。
「はい。先輩だから言ったんです」
→
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き(プロフ) - 愛さん» ＾＾＾＾＾＾ (2020年2月24日 14時) (
レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 赤梟ってもしかして！！.... (2020年2月24日 13時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - みゆみゆさん» ありがとうございますううう！！こちらからお願いしますはアマゾン不可避です (2020年2月23日 15時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆみゆ(プロフ) - もちろんです！というかこちらからお願いします！ (2020年2月23日 13時) (レス) id: a635d8fb67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - みゆみゆさん» ほわあああ！！！ ありがとうございます！！か、可愛くなってる……あの、作品内で紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2020年2月23日 12時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きたの | 作成日時：2020年2月17日 12時
