肩 ページ44
そして、
火曜日、放課後。
「翔ちゃん、窓側いって。一応ね、一応」
「はかねえよ！？」
「一応！」
翔ちゃんを窓側に押しやり隣に座る。
「結局、昨日はちゃんと寝れた？」
「おう！なんか気づいてたら寝てた！ありがとう！」
「どういたしまして。でも５分も喋ってないからね？きっと通話繋げた時にはもう眠かったんでしょ」
翔ちゃんは うーん、と首をひねる。
全然寝れなかったっていうけど、多分寝ようとして時間が早すぎるんじゃないかと私は思う。
「お前らやっぱ付き合ってんの？」
急に背もたれが揺れた。
顔を上げると木下先輩が背もたれの上から私たちを覗いていて。
「つ？！付き合ってないです！友達です！」
「本当かよ〜？夜通話してたってさ、もうそれ怪しいレベルじゃねぇぞ」
「それは翔ちゃんが寝れないっていうから……ね？！……って寝てるし！」
翔ちゃんに助けを求めたが、うーんと考えているポーズのまま口を開けて爆睡していた。
いや自由すぎ！！！
「まぁまぁ、仲がいいのは良いことじゃないか」
困っていると、澤村先輩が助け舟をだしてくださった。
先輩……！ 神様にしか見えなくなってきた。
「いいなぁ、A、今度俺とも通話すんべ〜！」
「へ？！あ、わ、私でよろしければ！つまらないことしか喋れませんが……」
「よっしゃー！」
背もたれ越しに菅原先輩がガッツポーズをするのが見える。
私なんかの通話で喜んでいただけるとは……はっ、その分期待に応えられるようにしなきゃ
何喋るか考えておこう……
「Aちゃん」
と、今度は通路越しに、潔子先輩に肩を叩かれた。
「私も」
「え？！む、むしろいいんですか？！」
潔子先輩はこくこくと頷く。
潔子先輩との通話確定。通話最中にファンの方に射殺されそうだけど、
なかなかない先輩たちと交流できる機会だ。
た、たのしみすぎる……
「潔子さん？！？お、お、俺とも通話……」
「……」
「ガン無視興奮するッス！！」
……なんだろう。この、優越感。
通話したら田中先輩に報告だな〜なんてルンルン気分になっていると、
今度は潔子先輩とは反対側の肩にトン、となにかが触った。
反対側はもちろん翔ちゃんなのだがーー
「……？！ しょ、翔ちゃん……！？」
寝方が安定せず、寝ながら私の肩にもたれかかってきたのだった。
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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年11月8日 6時) (
レス) @page46 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
きゆ(プロフ) - 初見です。2対2じゃなくて3対3だと思います (2021年3月1日 17時) (レス) id: 9c57069532 (このIDを非表示/違反報告)
葉紅(プロフ) - きさん» ありがとうございます！！めっちゃ嬉しいです！これでも良かったらお願いします！笑 (2020年5月14日 15時) (レス) id: 915a610475 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - 葉紅さん» うわあああすっごいかわいいです！！アレンジが素敵すぎます……。花松コンビ！なかなか出てませんでしたね……宮城組出せるときに出したいです！ありがとうございます！作品よかったら紹介させてください！ (2020年5月14日 8時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
葉紅(プロフ) - きさん» 色塗り出来ました！！ https://uranai.nosv.org/u.php/novel/9e8700f73a1/ です！！松花コンビ好きなので夢主ちゃんを狙ってるグループに入れて欲しいなぁ、とか思ってます！( 更新頑張ってください応援してます！！ (2020年5月14日 0時) (レス) id: 915a610475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きたの | 作成日時：2020年2月9日 18時
