変 ページ3
雪ヶ丘中学。
そこが私の通う学校だ。
「……はぁ (帰りたいなぁ、昨日に戻りたい) 」
パパ。早くも心が折れそうです。
教室では当然のように誰も私に話しかけてこない。一年生の時から全国高校男バレ巡りをしていた私に友達なんていない。
昼休みのチャイムがなった瞬間、私は席を立って教室を出た。
「はぁ〜、帰りたい！」
グランドの横側は誰もこないことを私は知っている。私はまだ春休みが始まったばかりで誰もいないことを確認して、芝生の中に大の字で倒れる。
「( 体調悪いって言って、早退しようかなぁ )」
「よーし、やるぞー！」
「えっ？！」
突然声が、しかもかなり近くで聞こえて飛び上がった。
少なくとも二週間前までは誰もこなかったはず。声が聞こえた方を見ると、見たことのある同級生の男の子がそこにいて。
「え、バレーボール？！ーーあ」
「ん？うわあ！」
しかも下手くそなトスをあげていたので思わず叫んでしまった。関わるつもりなどなかった。ただのボールに反応してしまった。
オレンジ色の髪の、とてもインパクトが強くてなんとなく覚えてる明るい男の子。たしかしょうよう、みたいな名前だった気がする。私の声に驚いて、バレーボールを顔面にぶつけた。
「いっ、てて……」
「ご、ごめん……大丈夫？」
慌てて駆け寄ると、男の子は鼻を真っ赤にして「おう、大丈夫だ！」と笑った。え、笑顔が眩しい。
「それより！お前、バレーできんの？！バレー部？！」
「あ……いや、見るのは好きだけど、」
「まじか！じゃあ練習付き合ってくれよ！今日イズミンもコージーも用事あって一人ぼっちだったんだ！」
「え、あ、わ、私はできない！運動音痴だし！」あわてて首を横に振る。それより、練習って、、「バレー……？男バレ、ないのに？」
「俺バレー部だよ！」
「え？」
目をぱちくりと瞬く。
「部員、まだおれ一人だけど」
へへ、と頭をかく彼。
「えっ、え、え、えぇっ、しょ、翔陽くん男バレなの？！」
「おう！女子じゃないぞ！てかなんで俺の名前知ってるんだ？」
「同級生だし……私、A。象方A！男バレが大好きなの！！」
翔陽くんの手を握って、前のめりになる。
「ほんとか？！じゃあ練習付き合ってくれよ！」
「それは無理」
「なんでだよ！」
これが私と翔陽くんの出会いで、
私の人生が変わる瞬間である。
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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年11月8日 6時) (
レス) @page46 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
きゆ(プロフ) - 初見です。2対2じゃなくて3対3だと思います (2021年3月1日 17時) (レス) id: 9c57069532 (このIDを非表示/違反報告)
葉紅(プロフ) - きさん» ありがとうございます！！めっちゃ嬉しいです！これでも良かったらお願いします！笑 (2020年5月14日 15時) (レス) id: 915a610475 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - 葉紅さん» うわあああすっごいかわいいです！！アレンジが素敵すぎます……。花松コンビ！なかなか出てませんでしたね……宮城組出せるときに出したいです！ありがとうございます！作品よかったら紹介させてください！ (2020年5月14日 8時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
葉紅(プロフ) - きさん» 色塗り出来ました！！ https://uranai.nosv.org/u.php/novel/9e8700f73a1/ です！！松花コンビ好きなので夢主ちゃんを狙ってるグループに入れて欲しいなぁ、とか思ってます！( 更新頑張ってください応援してます！！ (2020年5月14日 0時) (レス) id: 915a610475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きたの | 作成日時：2020年2月9日 18時
