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「………一緒に?」









「うん。」














Aさんは、俺の過去の話を聞き終わり





再開しようと思っていた色鉛筆を置いた。













“もちろんすぐにとは言わないけれど、できれば早めに。



1ヶ月以内がいいかな。”






「待って。勝手に話を進めないで。」








“あ、ごめん。”











Aさんは深呼吸をした。











「…私は本土に戻ってやりたいことなんかないから。望くんと違って。」




“ホンマに?”




「……ホント。やりたいことはここでできるもの。絵を描くとかは。」




“確かに。でも本土でもできるで?




本土の景色も素敵な場所たくさんあるし。



もちろん父島もめっちゃいい景色やけどさ。”











「……私はいい。」







頑なに拒むAさん。

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作者名:きい | 作成日時:2021年9月8日 22時

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