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『みんな言わないけど、
のんちゃんに戻ってきて欲しいんやで』
「…うん。」
『俺ら、もう会わなくて4ヶ月経つし。
俺らはのんちゃんの気持ちめっちゃ分かるし、
ちゃんと戻ってくるのに
時間がかかるのはわかってるから何も言わんけど。
俺らにのんちゃんの顔久しぶりに見せてや。
どこにおるん?
失踪届出したくても出されへんのやで?
世間に情報が漏れたら困るし。』
正直な気持ちを神ちゃんが一つ一つ教えてくれる。
静寂な空気を感じる。
「……なあ。もしかしてやけどさ。」
『ん?なに』
「今全員おるん?」
『………』
「正直に言ってや。」
『………メンバーだけ。おるで。』
胸がザワザワする。
淳太。
照史。
シゲ。
神ちゃん。
流星。
濱ちゃん。
一人一人の顔が浮かぶ。
みんな、一緒におって俺の声を聞いている状況に
緊迫した雰囲気が伝わってくる。
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作者名:きい | 作成日時:2021年9月8日 22時