[2]人間不信の安全地帯 (ページ40)

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＊小瀧ページ40

Aside

ハツ「えー！2人、付き合ってなかったの？」

バーベキュー中。

神ちゃんの

『俺たち、付き合うことになりました』

という発言を受けてのハツの言葉。

結局、ずっと2人は付き合ってなかった。

でも正式に付き合っているってことは

濱田さんと別れたってこと？

でもさっき、濱田さんとAさんは付き合ってないってさっき神ちゃんが言うた。

まあ、よく分かんないけど。

さっき、シゲを迎えに行った時にコソッと言われた言葉。

シゲ『お前、2人のこと詮索しすぎ。

これ以上Aのこと悩ませんといて。

中学の話知ってんのかも知らんけど

Aとか神ちゃんを傷つけることしたら許さんから。』

自分の嫌なところが全面に今出ている気がする。

俺って、つくづ最低野郎やなって。

噂に流されてのうのうと生きてるくせに

実は野次馬よりもタチが悪い。

それは、本人が心を痛めるような言葉を投げているところ。

真実を知りたいが故に

人を傷つけていることにようやく気づく。

　

神ちゃんとAさんは、とにかく付き合うことになった。

シゲみたいに

素直に祝わな。

小瀧「おめでとう。

さっきはごめん。」

神山「大丈夫。色々心配かけてごめんな？」

そういう神ちゃんはどこまでもええ奴で。

Aさんが神ちゃんのことを信頼している理由がよくわかる。

「きっと、クラスの人にはバレると思う。」

重岡「大丈夫！」

ハツ「私たちはずっと一緒にいるから」

重岡「お前がおってもなぁ。」

ハツ「なんでよ。」

重岡「次A裏切ったらホンマに許さんからな。」

Aさんのセリフやろ。なんでシゲなん。