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Aside
実は、私の背中を後押ししてくれたのは
重岡「ハツ、俺らの分の飲み物買ってきてくれへん？
向こうに自販機あるやん。」
ハツ「はいよー。」
真っ先に湖に行った重岡だった。
ハツが、お金を握りしめてるんるん気分で道路の向こう側にある自販機へ向かった。
重岡「A。」
サンダルだし、濡れてもいいやと思って
湖に少しだけ足をバシャバシャさせた。
まだ五月の上旬だから、冷たすぎる。
重岡「ごめんっ！」
急に、重岡が謝った。
重岡「Aが大変な時に、あの時学校に引き止めて。」
「ううん。」
そのことなら、別に重岡が謝ることではない。
自分の意思で学校に戻ろうとした。
結果的には、保健室に午前中だけいて、すぐにトモくんと家に帰ることになったけど。
重岡「それでさ…その。」
モゴモゴしている重岡。
重岡『まちこのこと好きになっても、ええ？』
あの言葉を思い出す。
そんなこと言われたって
いいよって言えば
期待させちゃうし
いやだって言えるわけないし。
重岡とは、どう接したらいいのか分からない。
自己紹介カード以降、先生からの雑用がないことに安心している自分もいる。
重岡「神ちゃんに告れ。」
「…は？」
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作者名：きい
| 作成日時：2021年4月28日 16時
