*小瀧 ページ23
小瀧side
藤井「そもそも大学生が中学生を好きになる時点でちょっとな。」
小瀧「まあ」
恋なんか人それぞれの自由やとは思うけど
やっぱり年齢差は気になるし
それにAさんは当時中学二年生。
まだまだ子供。
藤井「それに、結構Aに強制していることもあったらしいで。
Aはそれを愛情と思ってたっぽいけど。」
小瀧「…例えば?」
藤井「わからん。神ちゃんが言ってた。」
俺、神ちゃんとは中学時代よくつるんでたからさ。」
小瀧「え、そうなん?
なんで助けてやらんかったん。」
そう言うと、流星は嫌悪な顔をした。
藤井「俺が助けても、いじめはなくならんで。
それに、神ちゃんと一緒におると俺まで標的にされてさ。
人に妊娠させる悪魔と友達なんて、変わってんなとか言われて。
まあ、俺は気にせえへんかったんやけど
神ちゃんが俺に気を遣って距離取るようになって
そんで
全然喋らんくなった。」
神ちゃんも、孤独の経験を味わっていた。
Aさんは、学校に行くことはなくなった。
…てことは。
今回の、ハツが起こした事件で
おそらく、Aさんはもう学校にくることはないやろう。
小瀧「流星は、神ちゃんが浮気相手やったって知ってたん?」
藤井「いや、知らんかった。
でも神ちゃんは、Aのこと好きやったとは思うで。
いっつも、話の内容はAのことやったから。」
流星は、ため息をついた。
藤井「それに、神ちゃん濱田さんのことかなり嫌ってたんよな〜。
それだけ、なんか謎やねんな。」
小瀧「そりゃ、好きな奴の彼氏やからやろ。」
藤井「いや、なんていうか…。
俺がどうにかせえへんと、Aの将来が危ういってずっと言ってたなぁ。」
小瀧「…どういうこと?」
藤井「いやぁ、聞いてもなんも言ってくれへんかった。
とにかく、Aは濱田さんに操られてるって。」
なんやそれ。
変な言い方してる。
操られているっていうのは正しい言葉ではないけど
カップルってそんなもんとちゃうの?
小瀧「いうたら、恋は盲目ってやつやろ?」
藤井「俺はそう思ってるけどなぁ。」
ますます、2人の関係性がわからなくなる。
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作者名:きい | 作成日時:2021年4月28日 16時