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*神山 ページ14

神山side









そう言うと、周りがハツから距離をとる。









「ハツちゃんがやったの?」


「ハツちゃんって、こんなことする子だったんだ…。」


「あんなに明るくて元気で愛想もいいのに…。」








 


みんながハツを軽蔑し始める。





 



…どういうこと?



ハツが全部あの写真を撮ったって





ただ、シゲとAが仲良くなるのに嫉妬してたってこと?









 







俺と同じ境遇。



俺も、シゲとAが仲良くなるたびに


胸がキュウと、締め付けられる感覚を味わっていた。



ハツも、同じやったんやな。






結果として、こんなことをするまでになってしまったのは、ちょっと間違えたんやろうけど。









でも、のんちゃんと付き合ってたやんな?



シゲのこと好きなん、ハツは?









シゲが慌てている。





重岡「小瀧、何もそこまで言わなくても…。」








のんちゃんはハツに近づいた。









小瀧「なあ、今どんな気持ち?」



ハツ「え?」



小瀧「同じような気持ちを、Aさんも味わってんで。






言葉の暴力って、怖いやんな?」









そう言って、のんちゃんも教室を出ていった。









 








 







 







「なにこの状態」


「カオスだな」





先生が来て、みんなが各々の席に座る。









堂本「あれ、Aと小瀧は?」




重岡「小瀧は体調不良です。多分Aさんも。」





堂本「そうか。」









カオス。








だけど









のんちゃんのおかげで、とりあえず助かった。









 







 







でも、どうして助けてくれるんやろう。









シゲが味方してくれんのはわかるけど。









もしかして。






いやいや。








まさかのんちゃんまで。ありえへん。

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作者名:きい | 作成日時:2021年4月28日 16時

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