[2]人間不信の安全地帯 (ページ1)

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＊小瀧ページ1

小瀧side

ある朝。

たまたま流星と出くわして、電車のつり革に2人でつかまる。

藤井「最近はどうなん。生徒会長の女。」

小瀧「最近、あの2人一緒に登下校するようになった。

朝は学校前で距離を持って登校するし

下校は人がいない時間帯に帰ってるから、誰も気づいてないっぽいけど。」

藤井「ふーん」

自分から聞いといて興味なさそうに答える流星。

藤井「隠したくないのに、なんで一緒に帰ってるんやろ。」

小瀧「それは、濱田さんのことがあるからやと思う。」

藤井「濱田さん？」

小瀧「俺もようわからんけど、

生徒会長とその女子は大阪出身らしくて、

大阪におったときに濱田さんとその女子の間に何かあって、

その濱田さんに最近出くわしてもうてんて。女子が。

んで、濱田さんのことを唯一知ってる生徒会長が、そばで見守ってるって話やけど。

あの3人の間に何があったのかは俺も良くわかんない。」

そこまで言うと、流星は青ざめた顔して俺の方を向いた。

小瀧「なに？朝飯が当たったん？」

　

　

　

藤井「それ、もしかしてやけど

　

　

　

Aと神ちゃん？」

え…？

なんで流星が知ってんの。