烏野2年の孤爪さん その5

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日向side





日「さっき言いそびれたんだけどさ...」

『...？？』

日「自惚れんなよコンチクショー！！」

『...？！』ﾋﾞｸｯ







俺が大声を出すと、びっくりして肩を揺らすA







日「Aがゲーム強いのなんて俺たちは知ってたし、Aに勝てないからって諦めるようないじけた性格、俺はしてないっ！」

『...ほんと...？？私とゲームして、楽しい...？』

日「楽しい！それに、Aが楽しそうならもっと楽しい！」








そう言えば、「でも、みんなはそうじゃないかも」と言うA




すると...








田「おいゴラァA...6連勝したからって調子に乗んなよぉ〜？？？リベンジマッチじゃオラァァァ！！」

西「A〜！今度こそ俺が勝つからなっ！そしたら"夕お兄ちゃん"って呼んでもらうぞぉぉお！！」

澤「お前らうるさいっ！！」

『...！！』






田中さん、ノヤっさんと続いてみんながAの周りに集まった






旭「よ、良ければ俺に操作とかコツ教えてくれないかな...？？さっき自滅しちゃったし...」

清「私も、Aちゃんを援護したい」

影「俺も教えてくださいっス」

『え、あの...』


月「Aさん、まだ他のキャラの性能教えてないんで、早く続きしましょう」

山「俺にもコツ教えてくださいAさん！」

谷「Aちゃん、私も私も！」


『なんで』

「「「ん？？」」」







「なんで」その言葉に首を傾げる







『なんで...みんな、つまんなくない...の？？』


菅「あのなぁA、俺たち高校生で、バレーの大会で悔しい思いいっぱいしてんの」

菅「俺ら、メンタルはかなり強い方だぞ〜、そんじょそこらのガキンチョと一緒にしてもらっては困る！」








その言葉に、Aは嬉しそうな表情をする








俺はAの腕を引いた




日「ほら、中に入って続きするぞー！俺が最初にAに勝ーつ！！あ、あと勝ったらヘアアレンジ権をいただくっ！」

『...負けない』


田「っしゃあ！！やってやるぜ！！...とりあえずAに50%以上ダメージを与えるところからだな」

東「現実的っ！！」

菅「気合と目標の差がすごいっ！！」


月「...次は勝つ」

山「ツッキー珍しく気合入ってるね！」


『ふふっ...全部、負けない。私に勝つなんて、100万年早い』








小さな少女は、心の底から楽しそうにそう言った


その日の坂ノ下商店は、とても賑わっていたとかいないとか、それは彼らのみ知る








END

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