烏野2年の孤爪さん その5

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月島side






なんやかんや時は進み、現在第6戦目が終わった



僕はロボットで善戦したのだが...






月「強すぎデショ...」

『6連勝、ブイ』


谷「凄いよAちゃん！」

『うん...でも危なかった、蛍に80%も攻撃入れられた...けほっ』








なんとAさんは負け無し


なんなら全ゲーム、ダメージ%を2桁以内で抑えている








『やっぱり、蛍上手い...ｹﾎｯｹﾎｯ』

月「それはどーも」

『...(でも、研磨がいないとつまんない...皆強くない)』









ぽすっ、と僕の体に埋まるAさん




小学3年生にぼろ負けする高校生たちって絵面的にどうなの...









鳥「おっし次は...日向、田中、清水だ！」





くじ引きで呼び出されたメンバーがコントローラーを握った





日「おっし！今度こそAに勝ってバレーするぞ！！」

田「き、きき潔子さんと戦わなければいけないなんてっ！！」








意気込む日向、動揺する田中さん



すると、清水さんは不安そうにこう言った








清「どうしよ...私こういうの苦手...」

『...』







それを見て何を思ったのか、Aさんは清水さんの元へ行く



そして、清水さんのコントローラーを持つ手をきゅっと握ると、こう一言放った








清「...？？」

『だいじょーぶ、潔子ちゃんは...私が守る』








...その姿はさながら、姫を守る王子のようだった









清「は、はい...///」ｽﾞｷｭﾝ

谷「お姉ちゃんイケメンっ、抱いて！！！」ﾊﾞﾀ


緑「2人がAのイケメンオーラにやられたっ！！」

澤「きゅ、救急車ぁぁぁぁぁぁあ！！」








そしてAさんは宣言通り、清水さんを徹底ガードして試合に望んだ








ありとあらゆる投擲物や攻撃を巧みにいなし、1対2の数的不利の状況で、2タテしてみせた


Aさんのダメージは遂に3桁を超えたが、清水さんのダメージはまさかの0%









文字通り、清水さんを傷つけることなく敵を討伐した









『...あ、テガスベッター』

清「え？Aちゃんっ？！」






1対1の状況になると、Aさんは"手が滑った"と言いながら、ステージ外に落ちていった


これでAさんは負け...つまり、7連勝を阻止したのだった








わざと落ちたんだろうけど...これはイケメンすぎる








『けほっ...潔子ちゃんの、勝ち』

清「Aちゃん好きっ」ぎゅっ

『わっ...潔子ちゃん、寒い？』

清「ん"ん...！！しゅきっ」

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