烏野2年の孤爪さん その5

カラスが193羽 ページ30

見守り隊side





及「なんで矢巾が孤爪ちゃんとデートしてるの？！及川さんだってまだデートしたことないのに！」

花「そもそも連絡先すら交換してねぇじゃん」

松「てか、及川は孤爪ちゃんから嫌われてるしな。デートなんて一生かかっても無理だろ」


及「え、きら...？？及川さん嫌われてるの？？？」

花「むしろどう捉えたら嫌われてないって思えるんだよ」

松「さすが顔面"だけ"はイケメン、ポジティブシンキング」

及「まっつん、"だけ"って強調しないで！俺は心もイケメンだから！」







すると、鰹節は我慢ならないと言った具合に







及「てか矢巾と俺って同族でしょ？！なんで孤爪ちゃん、俺はダメで矢巾はOKなの？！」

松.花「「第一印象だろ」」






と、一蹴する2人






花「出会ってそうそう連絡先聞いてナンパしてくるやつと、滅多に出会えないコアなゲーマー仲間だと、どっちの方が良いか一目瞭然だよなぁ？」

及「ぐぬぅ...！！」








またもや悔しそうに表情を歪めた鰹節


何を思ったのか、壁から飛び出そうとしているではないか







及「こうなったら徹底的に矢巾の邪魔してやる！あわよくば孤爪ちゃんとデートを...(松.花「「そうはさせん！！」ぐぇ？！」







間一髪のところで、鰹節を取り押さえることに成功した見守り隊






及「お前ら、キャプテンの恋路を邪魔して楽しいか！！」

花「うるせぇ！！お前なんかの恋路より可愛い後輩たちの青春の方が大事だわ！！！」

松「あの2人のデート邪魔したら岩泉呼んでぶん殴ってもらうからな」

及「嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！！」



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.





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矢「いま及川さんの声が聞こえたような...」

『え"...冗談だよね...？？』


松.花「「？！」」









矢巾がそう言った瞬間、3人はサッと隠れる

いや、正確に花巻と松川の2人がサッと隠れ、鰹節はその2人に引っ張られる形で隠れた









冷や汗をかく矢巾と顔をひきつらせるA



キョロキョロと当たりを見回す2人








矢「Aさん、ほんとに及川さん苦手なんだね」

『うん、無理。だってウザイし、しつこいし、軽薄そうだもん』


松.花「「ぶふっwww」」

及「」







矢「まあ気のせいだよ！それよりほら、電車乗ろう！」

『うん』









気のせいじゃないんですなそれが(白目)








花「及川のせいでバレるとこだったじゃねぇか」

松「マジで次奇声あげたら絞めるからな」

及「主将泣いちゃうぞ！」

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