烏野2年の孤爪さん その3

カラスが123羽 ページ33

夢主side






影「今のお前は、ただの...ちょっとジャンプ力があって素早いだけの下手くそだ。大黒柱のエースになんかなれねえ」

日「...っ！」








うわぁ...その通りなんだけど...うん、オブラートに包まないのが飛雄流だね









影「でも！俺がいれば、お前は最強だ！！」









おお...！！高校生カッケェ...(高校2年のJK)









影「東峰さんのスパイクは、スゲェ威力があって3枚ブロックだって打ち抜ける！」




東「え、いや、でも毎回じゃないし...ええと...」

西「動揺しすぎッス！」




影「じゃあお前はどうだ！俺がトスを上げたとき、お前はブロックに捕まったことがあったか？」

日「！！」









確かに、今現在、翔陽はブロックにドシャットされたことは無いね




...まあ、多分研磨なら、攻略方法すぐ分かっちゃうんだろうけどね









サーブ開始の笛が鳴り、嶋田さんがサーブ、それを力がレシーブする







日「(ブロック、デカい...)」








相手のブロックを見て、少し後ずさる翔陽







影「かわせ！！それ以外にできることがあんのかボケェ！！」









そう言われた翔陽は、センターからレフトに移動し、跳ぶために軸足を踏み込む








しかし、流石ベテラン反応が早い。


それに合わせ、きっちり3枚ブロックを揃える町内会チーム









町内会チームも翔陽のスパイクに合わせ跳ぼうとする...しかし









日「(打ち抜けないなら...かわす！！)」







翔陽は瞬時に、ライトへ移動



もちろん、翔陽の速度にブロッカーは追いつけない









飛雄のトスが上がり、見事なブロードが決まる









コロコロとボールが転がり、それを見ながら唖然とする町内会チームのブロッカーさん達








影「お前はエースじゃないけど、そのスピードとバネと、俺のトスがあれば、どんなブロックとだって勝負ができる！」

影「エースが打ち抜いた1点も、お前がかわして決めた1点も、同じ1点だ！！」



影「エースって冠がついてなくても、お前はたくさんの得点を叩き出して！だからこそ、敵はお前をマークして！他のスパイカーはお前の囮のおかげで自由になる！そうですよね、Aさん！」

『うぇっ、わ、私に振る...？！』









飛雄めっちゃいい事言ってるけど...、話振る人選間違えてるでしょ...



ここはスパイカーの龍とかに聞くのが流れじゃない？

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