烏野2年の孤爪さん

カラスが25羽 ページ27

夢主side








清水さんが細い腕で、重そうな体育館の扉を開ける。

部員達の視線が一気に集まる。



清「お疲れ様です」

『...お、おお...お邪魔、します...』









...ちょっと怖い...









清水さんの手を、少し強めに握ってしまう








清「...？(もしかして、人見知り？...Aちゃん可愛い)大丈夫、みんないい奴らだから。」

清水さんもぎゅっと握り返してくれた。

『は、はい...』





清「澤村、ちょっとこっち来て」

？「おお清水、お疲れ。...後ろの子は？」




澤村さん？という人がこちらに寄ってきた。









...あ、さっきのレシーブ上手い人。









クイッと覗き込まれて、少しびっくりした。無意識に清水さんにしがみついてしまった。





即座にスっと離れ、反射的に謝る。









『ご、ごごご、ご...ごめんなさい...』

清「(可愛い)ふふっ、いいよ。この子、見学したいみたいだったから、連れてきた。」

清「みんなにも紹介したいから、集合かけてくれる？」









うっ...170後半以上の身長の人たちが、集まってくる...！！









澤「わかった、お前ら！！集合！！」

『ﾋﾞｸｯ』








急に大声で招集かけたから、すこしびっくりした...








ゾロゾロと集まったきたバレー部員達。

あっという間に私の前には、大きい人たちで囲まれていた。




...身長高過ぎ...恐怖...









だめだ、緊張する。1対1ならまだいいのに、多対一はまだ怖い...。









...ダメダメ！！頑張れ孤爪A！！








ぎゅっと手を握り、深呼吸する。









...よし！





『...に、2年の、孤爪A、です...！きょ、今日は...見学させて...いただきます、よ、よろしくお願いします...！』

「「「よろしくお願いしますっ！！！(可愛いな)」









軽くお辞儀をし、清水さんの後ろのサッと隠れる。





できた、自己紹介できた！！大勢の前で自己紹介できた！！









清「本人から紹介があったけど、孤爪Aちゃん。少し人と話すのが苦手みたいだから、みんなよろしくね。」

『ふ、不束者ですが...い、以後、お見知りおきを』







すると、澤村さん？が前に出て、自己紹介をしてくれた。







澤「俺は澤村大地。バレー部の主将(キャプテン)だ。孤爪さん、よろしくな」

菅「俺は副主将の菅原孝支！孤爪さん、よろしく！」









え、笑顔が眩しい...

カラスが26羽→←カラスが24羽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す