さあ行こう！鬼滅の刃の世界へ！！

25話目 ページ27

時透「名字なんだっけ？忘れちゃった」


『え？雪城ですけど…』



名乗らなかったっけ？

ああ、忘れやすいんだったか…




時透「あれ？下の名前はなんだっけ？」

『…Aです』


時透「ああ そうそう。そうだった」





え、気に入ったとか言われなかったっけ？

あれ？気のせい？

でも、忘れやすいんだもんね。うん。それなら気に入っても覚えられないもんね






時透「嫌でしょ？」


『何がですか？』


時透「いちいち言わなきゃいけないの。面倒くさいでしょ」


『いえ。全然そうは思いませんけど』




覚えられないって仕方ないもんね

聞いてないわけじゃないし、それくらいで面倒くさく思ってたらこの先 生きていけないよ



時透「…へえ、他の人は眉寄せてたけどね」

『その人はきっと短気ですよ。気にしてはいけません！』



まったく、短気は損気って親に言われなかった？

私はイライラが溜まったら紙に気持ちを全て書きます。それで、最後はビリビリに破いて捨てる！！


これ意外といいよ！！たまに相手の絵を描いて破るけどね




『…それに、忘れちゃうなら言えばいいだけですし！！私は構いませんよ！！その分何度だって名乗りますから！！』








時透「！ …やっぱり気に入った………A、名前忘れないようにしっかりと覚えておくよ」






＿＿
＿





時透「A、ご飯一緒に食べよう」


『はい…』



え、何！？




時透「ほら、座って。僕の隣ね」


『はい…』



え？何？

何？何でこんなに態度が昨日と違うの？

優しすぎない？もしかして本当に気に入られたの？




すると、時透さんは頬杖をつきながらため息を吐いた



時透「…でも、やっぱり不満だな…」



『何がですか？』


私何かしちゃったかな？


時透「それ」


それ？どれ！？

髪型？服？え？何？怖いんだけど



時透「敬語だよ。僕の方が年下だし、いらないから」


『え、でも私は教えてもらっている身ですし…敬語を外すのはちょっと…』


ダメでしょ！流石にタメ語は


時透「いいじゃん。僕が良いって言ってるんだし、それに加えて下の名前で呼んでね。よろしく」





ええ…


いいのかな？

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