【ＳＥＲＶＡＭＰ】部屋に知らない人が居ました。【逆トリ】

第十三話　理解出来てないのは主にオレ　漆矢side ページ16

時計を見たあと布団に潜り込む。あぁぬくい。オレは幸せだ。
朝5時を指している時計を見なければ。

露木「現実逃避をしないでください。実弾(たま)込めて撃ちますよ？」

漆矢「やだなぁ〜露木さんってば！
オレが現実逃避なんてする訳ないじゃないですかぁ！！」

車守「その割には冷や汗かきながら飛び起きたよな？」

漆矢「気のせいですよ！きっと。」

あはは〜と笑って誤魔化そうとする。寝たいけど永眠はしたくない。

漆矢「それで、皆さんはなんで家にいるんですか？鍵は？」

露木「知りません。」

What？知らないとは？

漆矢「えと…？」

狼谷「気がついたらここに居たの。
それよりおなかすいた！！朝ごはん！！！」

グーと音が聞こえて何ともいえない空気になる。

漆矢「緊張感が全くないですね。それよか腹の虫自重しろ。」

月満「無理だろ。てか俺も腹減った。」

車守「無理だな。あと馬鹿二人が悪い。」

露木「ひとはどのような状態でもはしたなく飢えると言いますが…」

漆矢「これはちょっと…ま、オレも腹減ったんで朝飯にしますか。」

露木さんが割と酷い目で見てくるけど気にしなーい！！

漆矢「朝飯…米は……炊いてある。目玉焼きにサラダと味噌汁でいいか
あ、米足んねーや、冷凍の出すか。」

男とは思えない手捌きで飯を作る。女子力上がったな…オレ。
そういば笹娃ツインズが“つゆきさん”とか言ってたなぁ…
んで大体その後に“じゅんちゃん”“ゆみちゃん”“かみやさん”も…
あれ？まさか…？そんなわけ無いかｗｗｗ

車守「なんか手伝えることあるか？」

漆矢「あ、大丈夫です。えと…」

車守「車守な。覚えんのは焦んなくていいぞ。」

漆矢「車守さん…すんません。」

そろそろ米よそうか……目玉焼きになにかけんだろ…
黒胡椒と醤油出しときゃいいか。

漆矢「飯出来ましたよ……ってオレの部屋漁んな！なんもねぇよ！！！」

狼谷「うん、何も無かった〜つまんないの〜」

漆矢「狼谷さんは飯なしで。」

狼谷「ごめんなさいっ！本当にごめんなさいっ！！
靴でも床でも舐めます芸もします！だから減給とご飯なしはやめてください！！」

がばっと効果音がつきそうな程綺麗な土下座を披露する狼谷さん。
いや………はぁ！？ちょっと待て、なんで土下座！？

月満「あっ、馬鹿！土下座は辞めろ！！引かれてんぞ！！」

露木「コーヒー頂きますね。」

飯食わせてください。
あの双子に付き合わせられる方がマシとか初めて思ったよ。ちくしょう。

第十四話　言語が合わない　木須side→←第十二話　銃声が目覚しとか　漆矢side

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