咄嗟に浮かぶのは ページ46
結局、パフェを食べきれなかった私たちはお店を出た。
「はぁ〜、もうお腹一杯」
彼女さんが溢した言葉に「私も」と頷く。
夕方の空は少し薄暗くなり始めていた。
「この後どうする？どっか寄る？」
パーちんくんのお友だちが聞いてくる。
あれから一時間以上経った。
パーちんくんがいつ戻ってくるか分からないので、さっきお母さんには“遅くなる”とメールしておいた。
だからまだ遊んでいても問題ない。
「じゃあ！その辺のお店見ながら決めよっか！」
提案してくれた彼女さんに頷いて、私たちはお店の立ち並ぶ通りを歩き出す。
と、ガシッと後ろから肩を捕まれた。
私はビクッと肩を跳ねさせて振り返る。
「よぉ、久しぶりだな」
私に声をかけてきた相手がニヤリと笑った。
「っ！………杉�癲△擦鵝弔僉帖帖帖�！」
彼の後ろからゾロゾロと歩いてくる男たちか目に入って、これから何が起きようとしているのか、一気に不安になる。
「何だよ………オマエら………」
パーちんくんのお友だちが低い声で顔をしかめた。
私の肩を掴んでいた杉�發亮蠅鯆呂鵑能�けさせると、私を背中に隠してくれる。
「痛い目に遭いたくなかったら、その女置いてどっか行け」
ギロリと睨みを利かせて、告げられた言葉にドクリと心臓が嫌な音を立てる。
「………二人とも、逃げろ」
パーちんくんのお友だちが、杉�發燭舛鰲砲鵑世泙涕世Α�
「っ！で、でもっ！！」
「行け！！」
その叫び声で彼女さんが私の手を握ると引っ張った。
「Aさんっ！」
その声に弾かれるように私も駆け出す。
後ろから「待てよ！」なんて声と「行かさねぇよ！！」とパーちんくんのお友だちの声が聞こえてくる。
どうしよう………
大変なことになった………！
まさか、愛美愛主が………
杉�眄菁擇�私の所に来るなんて！
ユメカもどこかへ行っちゃったし、愛美愛主に絡まれた弐番隊の人もぺーやんくんもパーちんくんも頑張ってくれている。
パーちんくんのお友だち一人であの人数を相手できる訳がない。
誰か、助けを呼ばなきゃ………！
『なんでオレに連絡しねぇんだよ』
『オレ、オマエの彼氏だし。遠慮とかいらねーの』
焦る頭の中にパッと頭に浮かんだのは、彼の顔だった。
「っ、マイキーくん……！」
私は走りながら鞄から携帯を取り出した。
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月見(プロフ) - まろまゆさん» コメントありがとうございます！面白いと思ってもらえていて、とても嬉しいです。ぜひ、キュンキュンして騒いじゃってください！！更新頑張りますので、宜しければ完結までお付き合い下さい！ (2021年9月29日 12時) (
レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
まろまゆ(プロフ) - 初コメ失礼します！！いつも、更新楽しみにしてますー！めっちゃ面白い上に、マイキーが所々キュンキュンすることしてきて、見てるこっちも騒ぎソウデス…w これからも頑張ってください！！ (2021年9月29日 11時) (レス) @page38 id: 65d35f23ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2021年9月11日 16時
