単独行動禁止 ページ20
「つー訳で、オマエ明日から単独行動禁止な」
マイキーくんがニコッと笑いながらそんなことを言う。
「はい？？」
今なんと？
「だから、単独行動禁止」
「何で？」
「何でって、そりゃオマエが愛美愛主に十中八九狙われてるからだろ」
サラッとドラケンくんから告げられた言葉が私の頭中で繰り返される。
私が、狙われてる？
いやいや！
「そんな事あるわけないよ。だってそのめびなんとかって存在、私今日初めて知ったんだよ？」
「
ドラケンくんに目力強めで、めちゃくちゃ訂正された。
「はい…」
「特に放課後は気を付けろ」
「って言われても………」
今まで普通に生きてきて何もなかったし、何をどう気を付ければいいのやら。
それに…
「今日はたまたま鉢合わせちゃったけど、学校も家もバレてないし、大丈夫じゃない？」
言えばドラケンくんから「何言ってる」と声が上がる。
「アイツら最近、学校の周りウロ付いてんぞ」
「え、嘘…」
「A、あの日制服着てたろ。学校バレてんの」
マイキーくんに言われて思い出す。
私、学校帰りだった！
「見つかるのも時間の問題だ。オマエ、登下校はいつも一人か？」
「う、うん」
「友だちは？」
「花音は家が遠いから」
「じゃあ、オレらで朝迎えに行くから、家で待ってろ」
「え？」
君たちが迎えに来るだって！？
「それはやだ」
「何で？」
マイキーくんの提案を全力でお断りすると、キョトンとした顔の彼が私を見る。
何で？じゃないよ。
「マイキーくんたち、一限目から学校にいたことないでしょ？下手したら給食の前に来るじゃん？そんな遅刻コース絶対やだよ」
言えば、はははと笑うマイキーくん。
「Aは真面目だなー」
「いや、だって！私たち今年三年だよ？受験あるよ？」
「あ？んなもん、関係ねぇ」
キッパリと言い切ったドラケンくん。
一方のマイキーくんは面白そうに聞いてくる。
「そう言うの気にすんだ？」
「するよ！」
「Aは普通のコだし、気にするだろ」
話を聞いていた三ツ谷くんが助け船を出してくれた。
分かってくれる人がいて良かった！と思いながら口を開く。
「私のこと気にしてくれるのは、有難いけど、今まで何もなかったし、そこまでしてくれなくて大丈夫だよ」
ね？と笑い掛ける。
「まぁ、愛美愛主も朝から仕掛けてくることはねぇだろ」
三ツ谷くんが言えば、マイキーくんも分かってくれた。
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ys 0418052(プロフ) - 月見さん» いや初めてと思えないぐらいすごいですよ！！ (2022年12月29日 22時) (
レス) id: d04e6957d1 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - ys 0418052さん» 読んでいただきありがとうございます！初めて書いた東リベ作品で、そう言ってもらえてとても嬉しいです(*^^*) (2022年12月29日 22時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
ys 0418052(プロフ) - マイキーおしがとても好きになりそうだしわたしもとても好きです！！ (2022年12月29日 19時) (レス) id: d04e6957d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2021年8月20日 10時
