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なにあれ。なになになになに。おやすみって。おやすみって!!!!恋人みたい……いやいやいやちげーよそうじゃねぇ。なにあんな一言に幸せになってんのチョロすぎかよ……好きだ……どう頑張っても……藤ヶ谷が恋人だったらどれ程幸せか……絶対めちゃめちゃ幸せだろうな。でも藤ヶ谷に俺は似合わないってわかってた。

これはかなわない恋なのだ。


次の日も昼からの仕事はメンバーとの仕事で藤ヶ谷に会わざるを得なかった。ま、まぁ?別に変なこと無いだろ。普通にしてれば。

「おはよう北山」
入った瞬間いつも挨拶してこないやつから挨拶されて俺は瞬殺された。うう……おまえ……

「ガヤさんがきたーまさんに挨拶とか珍しくない???」
「まぁたまには挨拶してみようかなーって、気分」
なんだ気分か……藤ヶ谷に振り回されてる……自覚はある。でもそんな振り回されてるという事実が嬉しかったりするのだ。

「藤ヶ谷に挨拶されるってこんな気持ちなのか……」と胸を抑えてわざとらしく苦しんだ真似をするとみんなが口を揃えて「多分そう思ってるの北山だけだよ」と言った。え、みんな胸が苦しくないのか?

そのあとメンバー全員から
「お互い両片想いから卒業した方良いと思う」と念を押された。だから藤ヶ谷は俺のことなんて……いや、なんか言ってたな。いやいやいや、でも藤ヶ谷には!!!可愛い女の子がお似合いなの!!!!そうに決まってンじゃん!藤ヶ谷はきっと血迷っているんだ一瞬の気の迷いが一生を狂わせたりするからな。俺のことなんて気にせず恋愛したほうがいいぞ……?

暫く椅子に座ってぼーっとしていると藤ヶ谷に声をかけられ、後ろから肩に顎をのせられた。どういう状況だよ……。
「はー。ちゅーしたい」

藤ヶ谷は俺だけに聞こえるぐらいの声で呟いてどこかへ消えてしまった。なんだ今の爆弾発言。多分もうおもいっきり気持ちを伝えた方がいいのか?
スタッフさんに呼ばれて廊下を歩いていると藤ヶ谷にすれ違った。すれ違い際に藤ヶ谷の服の裾を掴んで俺は宣戦布告してやった。

「ちゅーしたいなら奪えば良いだろ」

藤ヶ谷はこういうこと言われると燃えるタイプの人間だということは俺がよく知ってる。

「じゃあな」と手を離し俺があるきだすと後ろから「アアアアア」なんて声が聞こえてきてなんだか笑えてしまった。

苦しいはずだった片想いの気持ちは隠せないしバレバレなのだ。

作者より→←8



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日美(プロフ) - 遥廻璃涼さん» コメントありがとうございました。こちらこそ拝読頂き感謝の気持ちでいっぱいです。また気に入って頂けるような作品を書けますよう努力致しますのでこれからもよろしくお願いします。 (2017年5月2日 4時) (レス) id: 86fe79ef6e (このIDを非表示/違反報告)
遥廻璃涼(プロフ) - コメント失礼します( ..)"さりげなーく愛を伝えている太輔さん、可愛いです!(*´>ω<`)この先の二人の展開が気になってしまいました....|´-`)素敵な作品ありがとうございました! (2017年4月30日 23時) (レス) id: 817ce73a7f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:日美 | 作成日時:2017年4月21日 3時

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