【名探偵コナン】消えた捜査官5【降谷零】

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※関西弁、間違ってたらすみません！





「まさかあの大事件に工藤、お前が関わっとったとはなー…夢にも思わんかったわ。
世間て狭いんやな。」

「関わるも何も、俺は何にもしちゃいねーよ。
…何も出来ずにただ見てただけだ。」

「まぁ…そんな落ち込んだんなや工藤。」

「……。」

「…あのポアロの兄ちゃん、大丈夫なんか？」

「あれからポアロには現れてねーから分かんねぇけど、大丈夫な訳ねーよ。
あんな安室さん初めて見た。」

「まぁ忙しいやろうな、直接関係のない大阪府警でさえ、バタバタしとるゆーのに。」

「おめーの親父さんもか？」

「おん。その鮫島っちゅー男、例の組織と繋がっとったんやろ？
緘口令敷かれてた、何やったっけ…ノックリスト？の件も警察内部では公になってしもたし、その時と同じ様に組織が無理くり鮫島を抹殺か奪還しに来るんちゃうか？って上層部は警戒しとる。」

「不謹慎だけど…そうだとしたら、又とない絶好のチャンスだ。
そうなれば、絶対にジン級(クラス)の幹部も関わってくる。
そこを叩くことが出来れば、一網打尽だ。」

「おん。なぁ工藤…その姉ちゃんまだ見つかってへんのやろ？」

「…ああ。」

「まさか、全部焼けてしもたんじゃ」

「服部。」

「…すまん。
けど何や工藤、探偵がもう諦めとるんか？」

「諦めるも何も、お前も見ただろ？
俺だって、もう見たくもないあの映像を嫌になる程、見返した。
鮫島の1発は、確実に心臓の位置を捉えてた。
もし何らかの理由で、あの業火を免れてたとしても…」

「奇跡でも起きひん限り…か。」

「…奇跡なんてねーよ。
あの瞬間を、日本中の国民が目撃してんだぞ？」

「……」

「俺なんかが簡単に奇跡なんて願っちゃいけねぇんだよ。
あの人は…、今も必死に戦ってるんだから。」

「さよか。
俺もいっぺん、その姉ちゃんに会うてみたかったわ…。」

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