コンビニ店員がドタイプだった。【影山飛雄】

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「じゃあ、これ俺の連絡先だから
何かあったら連絡しろ。
あ、普段あんま携帯開かねえから用事あるなら電話しろ」

「はーい」

「じゃあ俺もう行くけど」

「うん、ありがとう」


ジャンバーのポケットに手を突っ込みながら
帰っていく飛雄を眺める

…ほんとに連絡先までゲットしてしまったのか
インフルエンザ神様かよ………


まあ熱がこんなだし1週間は出禁だし
飛雄に次会えるのは1週間後になりそうだ


「あー、もう会いたい」


ポスッとベッドに横になると
さっきの光景が鮮明に思い浮かぶ


「んふ、」


飛雄、柔軟剤の匂いしたなーとか
髪の毛サラサラしてたなーとか
思い出したら自然と頬が緩んできてしまう。


携帯を開いて連絡先を見ると
"影山飛雄"の文字が目に入る

その文字だけでもなんか嬉しくなってきてしまう
恋の力は偉大だ。今日、親しくなったばかりで
しかも相手は20歳。
なのにここまで好きになれるのかって思うくらい
飛雄の事が好きだ


一目惚れだし、あんまり自分でも信じてなかったけど
今日1日だけで、飛雄の優しいところにたくさん触れて余計に好きになってしまった。


「飛雄、年下は嫌いかなあ…」


飛雄は今まで、どんな人と付き合ってきたんだろう

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