コンビニ店員がドタイプだった。【影山飛雄】

最終話 ページ33

貴方side

ぎゅっ、と苦しいくらいに抱きしめられる


「ねえ、苦しい」


なんて悪態を付きながらもその手はしっかりと飛雄の背中にまわる。


「悪ぃ、でもなんか抱きしめたくなった」

「…、なにそれ」


飛雄の腕の中でモゾモゾと顔を上げて飛雄の顔を見る



「…何見てんだよ」


少し頬を赤らめて熱を帯びた目で私を見つめる飛雄
心配しなくても大丈夫だった。ヤキモチなんて焼かなくたって、この飛雄はきっと私しか知らない



「ううん、何でも無い。飛雄好き。」


「俺も好きだけど、あんまそういう事ばっか言うなよ」


クイッと顎を持ち上げられ軽く唇を落とされる


ちゅ、と音を立てて離された唇はまたすぐに飛雄の唇によって塞がれる。


角度を変えて何度も何度も落とされる唇が心地いい


どんどん激しくなるキスにフワフワして立っているのが困難になる。


「とび…、ん…っ、」


「は…ッ」



唇が離れるとまた、飛雄の腕の中。


トクン、トクン、と少し早い飛雄の鼓動が耳に届く




「ね、飛雄。」



私の声に耳を傾ける飛雄。
そんな飛雄に背伸びをして自分からキスを落とす。









「だいすきだよ」

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