コンビニ店員がドタイプだった。【影山飛雄】

０２(内容かえました) ページ3

「あ、いらっしゃいませ」

そりゃ毎日通いつめれば顔見知りにもなる
あのイケメン店員(後から名前は影山さんだとわかった)に顔を覚えてもらえた

シフトの時間もバッチリ把握している。
それでも、彼のいない日ですらコンビニに通うことが日課になっていた


おかげで財布の中身はすっからかん。
わたしもバイトをしなければならないかも知れない


かわいらしい食べ物を買っても食べることが出来ず
毎日のように買っては妹に回している
そろそろ妹のためにお金を使うのは辛い
自分に投資したい。



心が揺れて揺れて揺れてしまって、ついに
あたりめとコーラのおっさんセットを
彼の前に置いてしまった


「……え。」


えっそんなに驚きますか。
そんなに意外ですか。
いつもティラミスだのプリンだのゼリーだの
買ってたJKがあたりめとコーラ買いだしたら変ですかね。変ですよね。
でもJKってそんなもんですよね(偏見)


「ああ、…あれら全部妹のお使いです。
でもそろそろ自分のもの食べたくなったんで…」


「あ、そうだったんすか」


コクコクと頷く店員の影山さん。
くっそかっこいい。タイプすぎる



「はい、あ、ありがとうございます。
じゃあ失礼します」

「ウス、ありがとうございました」


ペコッと頭を下げて店を出る

うううううっおっしゃあああああッ
会話できた、会話できた。
なんかしょーもない話だったけど話せた
目が合った。すっげえ
めっちゃかっこよかった。



「ふぅ、やっぱこれだよね」



プシュッとコーラを開けてゴクリと喉に入れた

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